「ククク……勝利を渇望し苦痛にゆがむ人々の顔……笑っちまうぜ…」


「フハハハハ……!全くだね、これほど醜いものはない!」


「悪人ヅラだなぁ」


「ちょっと、チェレンが出てるんだからそういうこと言うのやめなさいよ!」


「そうだよぉ、聞こえたらストレスでおでこ広がっちゃう…ただでさえ未来が危ぶまれてるのに…」


「ベルどうしたの、チェレンと何かあったの!?」


「え?なぁに?」


「最近ベルちゃんよくわからない」


「…腹黒か?腹黒なのか…?」


「トウヤ今何て言ったの」


「声がいきなり硬質に!?ベルちゃん落ち着いて、今は白組を倒す事だけ考えよう!そうしよう!ね!本来のベルちゃんはふんわりした優しい子だ!」


「あっ、え、あぁごめんちょっと暑さでボーっとしてたみたい!やだもう恥ずかしいなぁえへへ」


「フゥゥびびった」


「おつかれさん」


「トウヤくん顔色よろしくないよ、グッジョブポーズのところ悪いけど」


「おや、赤組負けたみたいだね」


「あ?」


「ベルちゃん落ち着いて!」


「も〜チェレンってば貧弱なんだからぁっ。今度スタミナが付くようにオムライス作ってあげよぉっと」


「あれ?普通に乙女思考……?」


「うっかりタバスコとケチャップ間違えないようにしなきゃ!でもぉ、うっかりしちゃったとしてもチェレンなら黙って食べてくれるよね!優しいもんね!」


「チェレンに危険が迫っている……!」


「トウヤくん助けてあげてよ…!」


「おっ俺に巻き添え喰らえって言うのかよ!」





綱引き






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