「どどどどどどうしようムリ、私転ぶ絶対転ぶ」


「大丈夫だよぉそんなに心配しなくっても!うふふナマエってば心配性だなぁ」


「だって練習してないんだよ?!おかしいよ予行なしに体育祭なんて!」


「ちゃんと予行はあったわよ…その日ナマエ休んだんじゃない」


「うそ。知らない」


「先週の月曜だよ?」


「月曜……?あっ」


「ナマエが風邪で休んだ日でしょう?」


「あーあーあー、うん、風邪でねー」


「………ナマエまさか仮病を」


「いや仮病じゃない仮病じゃないよ、ちゃんと頭痛かったです」


「ちゃんとって……」


「日曜にNとWi-Fiで夜の3時ごろまでポケモンやってたから寝不足でものすごい頭痛でしたー!」


「はぁ!?Nそんなこと言ってなかったわ!黙ってたのねあのモヤシ!」


「わわトウコ……!Nが何も言わないのなんていつものじゃない、座ろうよぉ目立ってるってば…!それにNに怒るとこじゃないし」


「ハッそうね、そうだったわ!ナマエ!」


「ちょちょちょベルちゃんってばせっかく矛先がNに向かったと思ったのに!」


「もー、仮病にしたってせめてこっちに返信くれてもよかったじゃない!お見舞いメール送ったのに!心配したのよ?火曜は元気そうだったから何も言わなかったけど…」


「いやほらトウコちゃんたちはともかくトウヤくんに知れたら先生にばれちゃうと思ってね…?」


「んぬ……?あ、ナマエー?はやく位置ついてね、次キミの番だよー」


「えっ!?あっどどどどうしよう!そういえば私誰からバトン貰うの!?」


「それ確認してなかったの?!」


「ナツキくんよ!赤のハチマキ!」


「赤って三人いるよ!?どれ!?」


「クラスメイトの顔くらい覚えておきなさいよバカ!今3番目走ってる人!」


「よしわかったー!華麗に一等賞でバトン繋いでやるー!へいへーい!パース!………私誰にバトン渡せばいいの!?」


「それも確認してなかったのぉ!?」


「トウヤよ!!もう、バカナマエ!!」





各学年赤白対抗リレー






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