「こんな例文覚えていつ使うんだよ…『This is a pen.』だって俺、使ってるやつ見たことねぇぞ。なぁナマエ」
「んー…。あ、みてトウヤくん、ここ…『先生は来月結婚なさるんですって』『そうじゃないわ、先月もう結婚したわ。間違いないわよ』。どういう状況なのこれ!なんでこの人先生が結婚したこと知らないの?っぶふ、かわいそう!」
「つまり先生は先月結婚したけど離婚して、そんで来月また結婚するんだろ。そういうことだ」
「まじか。これそういうことなの?先生やばいね」
「やべぇな」
「こんなのもあったわよ、『テストでカンニングしちゃった』『恥を知れ!』」
「あはは凄い剣幕!そうとう怒ってるねこの友達!きっとこの人は超がんばって勉強してテスト受けたんだね!」
「っは、そりゃキレるわ!はは!」
「52ページ見てごらんよ、『黙ってろ。さもないと命の保証はしないぞ』」
「…何でこれ習うの?」
「あれじゃね、旅行中に何か事件に巻き込まれた時のために…」
「あ、162ページ!『不器用な歯医者に抜歯手術を任せることになった』」
「チェンジー!」
「チェンジー!!」
「いひゃひゃひゃ、それ怖いよ!まかせたくないよ!」
「ぶはは何でそんな奴に頼むんだよ!弱みでも握られてんのか!」
「先生!私の歯はちゃんと治りますかー!?」
「『黙ってろ。さもないと命の保証はしないぞ』」
「ぶはは、ここで使うのかー!怖い!その歯医者さんすごく怖い!あはは!」
「こえーよ!どんな歯医者だよそこ!」
「きっとお医者さんの免許とるときにカンニングしたんだよ、だから知識が身についてなくて不器用なんだよ!」
「『恥を知れ!』」
「ふは、トウコ活用すんな!」
「この彼はなぜそこまでして歯医者になりたかったんだろう」
「うーん…あ、歯医者さんいくと美人のナースがいっぱいいるよね?」
「つまりナースハーレムを作りたかったのかこいつ」
「歯医者ってけっこう儲かったりするのかしら」
「モテるのかも」
「とっかえひっかえか…『先生は来月結婚なさるんですって』」
「『そうじゃないわ、先月もう結婚したわ。間違いないわよ』」
「やべぇな先生」
「やばいわね」
「ところでN、前から気になってたんだけどな」
「何だい」
「何でお前ルービックキューブ持ち歩いてんの?」
「え、トウヤくん知らないの?これ8色ボールペンだよ。8つの角からそれぞれ違う色のインクが出てくるんだよ」
「…マジで?N、そうなのか?それペンなのか?」
「そうだよ」
「This is a pen.」
「マジかよ」
英語の授業と例文