「失礼しまーす。クダリ先生はいらっしゃいま…あ、いた!クダリ先生、この間の授業私休んだんですけど、その時のプリント頂けませんかー?」


「ナマエ!風邪だったの?治ったんだね、よかったー!僕、心配した!ちょっとまってね…ええと、これだ。はい、この間のプリント」


「ありがとうございます!すみません、せっかくクダリ先生が頑張って授業してくれてるのに休んじゃったりして」


「ううん、体調悪かったならしょうがないよ!今風邪流行ってるみたいだし…ノボリもこの間熱出したんだよ」


「あははー、知ってます!」


「えっ?」


「保健室で隣のベッドだったんですよー、ノボリ先生が。この間、授業休んだ時」


「と…隣?」


「あ、もちろんベッドごとにカーテンは引かれてましたけど」


「あぁ、そうだよね!そりゃそうだよね……え、カーテンあったのに何でノボリがいるってわかったの?」


「カーテンごしにちょっとお話ししたんですよー。保健医の先生が席をはずしてる時だったから怒られないし」


「えぇぇ…じゃあ君たちその時二人っきりだったってこと…!?」


「何かその言い方いかがわしいですよクダリせんせー」


「まぁノボリに限ってそういうことは無いよね……」


「そういえばノボリ先生って兄弟とか面倒見よさそうですよねー。私がうとうとしてたとき(実際はタヌキ寝入りだったけど)おやすみなさいって言ってくれました」


「え…」








「…ノボリ」


「何ですか?」


「まさかとは思うけど生徒に手出しちゃダメだからね!一応僕ら今は先生なんだから!」


「は…?だ、出しませんよ!」







クダリ先生と立ち話




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