「ノボリなんでそんなにナマエに纏わりつくの?別にナンパしたっていいじゃん」


「落ちないと思うと一層燃えるのですよ。それにそこいらを歩いてる女性では処女かどうかなどわかりませんし」


「ほんとサイテーだよねノボリってさ……この間僕知らない女の子に『ノボリさん一緒に死んで!』って包丁向けられたんだけど」


「あぁ、きっとわたくしのせいでしょうね」


「きっとじゃないよ間違いなくノボリのせいだよ。悪びれもせず何言ってんのさ、態度改めるとかしないの」


「最近は手当たり次第に食い散らかしてなどおりませんよ?」


「そのかわりナマエにちょっかい出してる。どうせナマエのことも食ってポイなんでしょ、ホントやめて」


「人聞きの悪い……そもそも今までの方も付き合ってなどおりません、ヤリ捨てなどと言われてはわたくし非常に遺憾でございます。素晴らしい一夜をご提供したまで」


「それが最低だって言ってんじゃん。病気貰ってこないでよね」


「相手はみなさん処女なのでリスクは低いでしょうね」


「…………え、まさか生でやってんの」


「オーラルセックスでも感染はしますから」


「あぁそうか……じゃないよ、性病云々はいいんだよ、ナマエに手出すのやめてって言ってる!ここ職場!」


「恋などどこにでも転がっているものですよ」


「恋じゃないじゃん、ただヤりたいだけじゃんノボリ」


「失礼ですねぇ。否定はしませんが」



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