名前:更科
32歳

戦争で家族も家も失った男。
ただひとつ残された父の遺言に従って、家の奥深くの穴倉を掘り返した所、生前に父と祖父の残した莫大な遺産が手に入った。
対人恐怖症の彼は、外に出ることもあまりなく、その金で贅沢することもなく紫水の古本屋に通う事だけが娯楽で細々と生きている。
人が怖いという理由で男の癖に働きもせず遺産を食いつぶして生きている自分自身に物凄い自己嫌悪を抱いている。
下の名前は巳月(みつき)


「や、やあ……これを、お願いしたい……」
「わ、私に…用…?な、何か気に障る事でもしましたか……?」


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