・彼女は昔聡明な姫であったが、在るときを境に乱心し軽い罪の者から自分の陰口を言ったとした女中まで
とにかく斬り殺すようになり、それに心を痛めた婚約者の化野が彼女を斬った。

・死ぬ間際、声が出なく口だけで「ありが(とう)」と化野に言ったが彼にはそれが「なんで」に見えてそれも化野が自害した原因。

・それらの記憶は彼女の中で変わっており、「自らは聡明で、重い罪人を処罰したり、女中や浮浪者にも手を差し伸べてきた姫」と乱心していたころの記憶はない。
ふとした切っ掛けで思い出してしまいそうになると頭を抱え厭じゃ厭じゃ、思いだしとうないと叫び気絶する。




「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -