目の前
イルミ×ヒソカ 女体化注意 「背後の元凶」イルヒソサイド









 目の前に、自分がいる。
 しかし、「中身」がちがう。
「イルミ、これってどういうことだい?」
「へー、ほんとに身体が入れ替わった」
「イルミ」
「あ、ごめんごめん。実はさ――」
 イルミ曰く、クロロが某所から盗んだという「お宝」を買い取ったらしい。ふたりの身体が入れ替わったのも、その「お宝」が原因なのだ。
「そういうことか……。じゃあ、これでキミも満足だろ? さ、元に戻してくれ」
 ふたりはセックスの真っ最中だった。繋がった瞬間に、肉体が入れ替わったのだ。
「折角だし、このまま続き、やろ? オレさ、前から男のポジションに興味があったんだよね」
 イルミがペニスを突き入れてきた。突きこみが始まった。
 こうなってしまってはどうしようもない。
「も、う……仕方、ないなァ……」
 強引で、荒っぽい腰使いだ。
「ん……」
 それでも、だんだんと奥が疼いてくるのは、もともとの肉体の相性と、これまでの情事の積み重ねの賜物なのだろう。
 ところが……。
「あ……なんか、出そう」
「え? え、ちょっと……」
 胎内のペニスが、ひときわ激しく脈打った。奥に熱い飛沫がかかる感触がした。ヒソカは完全に「おいてきぼり」を喰らった。
「フゥ……これが射精かー……」
「――……イルミ、早過ぎ。これじゃボクが早漏みたいじゃないか」
「だって初めてなんだから仕方ないだろ。でも、大丈夫。今度はヒソカも気持ち良くしてあげる」
「ボクはそろそろ自分の身体に戻りたいんだけどな」
「ほんとキミ、自分のこと大好きだよね。でもさ、物は考えようだよ。その大好きな自分の身体に、抱かれてるんだよ?」




2012/12/27
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