細君の代行
シルバ×クロロ









 肛穴から溢れ出る子種汁が尻をつたい、シーツを汚す。
 下肢の微痙攣が止まらない。肛姦絶頂の余韻が続いているのだ。
「オレが女だったら、確実に妊娠してるよ。まったく、こんな絶倫相手じゃ、奥さんも大変だろうな」
 皮肉が言える程度には、クロロの頭は冷静さを取り戻していた。
 しかし、若い肉体の方は、いまだに心地よい余韻から抜け出せていない。
 ――からだの相性が、よすぎる。素直に、そう思う。
「まだ、そんな無駄口が叩けるのか。丁度いい……あの程度では物足りなかったところだ」
 と、シルバはクロロの身体を俯せになるように転がした。双丘の谷間を指で左右に開き、とろとろに濡れている肛襞へ、大きな肉傘を再び押しつけて……。
 ――ヌヂッ!
「んん゛……ッ」
 貫かれて、その質量と衝撃に、クロロは顔を歪ませた。
 また、肛環のシワが伸びきる。
 また、肛筒が、男の勃起肉の形に拡げられている。
「くっ、ぅ……!」
 上から、尻たぶがたわむほど強く打ちつけられて。
 睦言なんか交わさない。いたわりの愛撫もない。こちらのことなど考えてない。強引で、容赦がない。あくまで自身の獣欲を発散させるための――セックスとも言えない行為だ。
 愛しい女にはぶつけることのできない凶悪な性衝動を、シルバはクロロへとぶつけているのだ。




2012/12/16
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