淫悦の共鳴
モブ×ヒソカ ヒソカサイド女体化注意









 ヒソカがクロロと「触覚」を共有してから、およそ12時間が経過した。残り36時間で、この稀有な現象は終わる。


 ヒソカは街中で若い男をふたり、誘惑した。
 洗練された美貌と蠱惑的な肢体に、男たちは簡単におちた。
「――準備できてるから、早くちょうだい」
 肉感的な裸体を惜し気もなくさらし、ベッドの上で四つん這いになって、濡れた肉襞をみせつける。
 荒い息の狭間で生唾を飲みこむ音が、ふたつ、聞こえた。
 大きな両手が、左右の尻たぶを強く鷲掴む。
 そして、猛り狂う肉棒が突っ込んできた。
「ハァ……あぁぁぁ」
 もう一方の肉棒は、鼻先にある。口を開いて迎え入れた。
 どちらの男も見立て通り、なかなかいいモノを持っているし、女体の扱い方も慣れていた。ふたりとも、口腔と膣肉へ、剥き出しの欲望を打ちつけてくる。
 この熱を、激しさを、獣性を、悪辣さを、クロロも感じているのか――。
 そう考えただけで、下腹部の奥が甘苦しく疼いてとまらない。
「……ン、ぷは……。ねェ、お尻も使っていいよ。でも、ちゃんとほぐしてね」
 肉棒から口唇を離して、官能を揺さぶる声音で肛門性交をねだる。男が断るわけがない。
 体位を騎乗位へ変え、秘裂を貫く男の胸板にのしかかる。
 まる見えの肛環を、彼女の背後に回ったもう一人の男が、指と舌で丁寧にほぐした。
「うん……来て」
 肛環を、肉筒を、牡肉によって拓げられる。
 愉快だった。
 押し寄せる快感に浸る一方で――ヒソカは、この場にいない、クロロのことを考えていた。
 クロロは処女だろう。こうした予感を、ヒソカは外したことがない。
(あなたは今、どんな顔をしているのかな)




2012/12/12
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