愛息の厄災日
ヒソカ×イルミ 女体化注意









 セックスの最中に、突然、ナニがナカから抜けなくなってしまった。
「イルミ、力抜いて」
「だから、これ以上ないほど抜いてるってば」
「まったく動けないんだけど」
「まいったなあ……オレさ、これからキルの誕生日パーティーに行かなくちゃいけないんだよね。……そうだ!」
 ビキッ、ビキッ――。
 イルミの右手が変形する。手の甲の血管がみるみる浮き出、爪が伸び、指先が鋭くなった。
 そして……。
「何するのやめて」
 ヒソカはイルミの両手首を押さえた。
「大丈夫だって」
 しれっとのたまうイルミの黒い瞳の中に、焦燥と狂気の色をヒソカは見た。
「いやいや、なにを根拠にキミが大丈夫って言うのかわからないから」
「ヒソカのコレ、切った後に中から引きずり出してちゃんと返すから」
「すぐくっつくみたいに言うけど、無理だから。これっきりだから。今のキミが、キルアの誕生日パーティーに行きた過ぎて正常な判断ができなくなってるのは分かるけど、待って。クロロに連絡するから」


『――何が抜けなくなったって?』
「だから、ボクのナニが、イルミから抜けなくなっちゃって、困ってるんだ。助けてくれ」
『オレが行くよりも手っ取り早い方法があるだろ』
「え?」
『切っちまえ』
「もしボクのがイルミにちょん切られたら、キミのをボクがちょん切りに行くから。あと5分以内に来て」





あとがき

 元ネタは、かの有名なすぎ恵美子先生作『げっちゅー』です。




2012/12/05
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