盗人の恋
シルバ×クロロ 女体化注意









 シルバの性器を胎道へ納めきった後、クロロは、
「四年ぶりか」
 と、息を吐きながら呟いた。口の端を微かにつり上げて。
「動いてみていい?」
 シルバはこたえない。腹の上に跨がる女を鋭い眼で睨みつけるだけだ。四肢の自由を奪われた彼にできることといったら、それくらいしかないのだから。
 秘所は、驚くほど狭く、熱く、濡れていた。膣肉はぐねぐねと蠢き、肉棒に絡みつきながら扱きたててくる。腰の動きも、どうすれば男が、自分自身が、快感を得られるか知っているそれである。
 なのに――幼い。男を犯す女の腰使いにしては、あまりにも幼い。
「はあ……は……ぁ……」
 クロロの若い肌は、珠のような汗をいくつも浮かべて、情事の色に鮮やかに染まっていた。
 ふたりの視線が重なる。
 クロロの表情からは、先ほどまでの人を喰ったようなそれは消えて、代わりに、無邪気な微笑を浮かべていた。
(こいつ……)
 そのあどけない笑みが、いかに不吉なものを孕んでいるかを、シルバは悟ってしまった。
「ここが、よろこんでるみたいなんだ」
 と、クロロは、まるで見せつけるように、自身の臍のあたりを何度もさする。
 その内側で――シルバの性器の先端にあたるのは、彼女の降りてきた子宮の入り口。
「きっと、欲しがってるんだろうな。二人目をさ」




2012/12/01
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