ONE PIECE [LC] | ナノ

Thank You.



「.........セト」
「何だ?」
「前々から言おうと思ってたんだけど」
「ああ」
「お前、なんでおれの頭を撫でるんだ?」
「.........悪い、無意識だった」
「おれ、お前より年上なんだぞ?」
「知ってる。身長は変わらねえけどな」
「うっせえよ。てか、注意してるハナから触んな」
「え、注意してたのかコレ」
「注意だろ!目上の人間の頭撫でて許されると思ってんのか?」
「思ってた」
「.........お前、」
「だから悪かったって。ついつい無意識で」
「それで謝ってるつもりか!?」
「.........どうしろって言うんだ」
「角度90で頭下げろ。で、もうしません、だ」
「.........悪い。ソレ、約束出来そうもねえ」
「ふ・ざ・け・ん・な」
「大真面目だ」
「.........」
「何かハルタって撫でたくなんだよな」
「他捜せ」
「おれにオッサンの頭撫でろと?」
「.........その枠に入れられんのは不本意だけど、おれもオッサンに近いんだぜ?」
「ハルタは可愛いからオッサンじゃないな」
「か、可愛い、とか、おまっ、」
「何だ自覚なかったのか」
「だから!おれは年上だぞ!?」
「知ってるって」
「.........マイペース勘弁」
「撫でられんのって嫌なのか?」
「は?」
「シンもエアも喜ぶんだが...」
「おれはガキじゃねェぞ!!」
「.........あ、」
「"あ"って何だ!てめェの頭、おれが撫でてやろーか!?」
「.........」
「.........?」
「ハルタだったら構わねえよ」
「.........なっ、おまっ、」
「可愛いなアンタ」
「お、おれをからかうな!!!」







Talk - ハルタ編 -



「.........遊ばれてる」
「.........遊ばれてるねい」
「.........くそっ、おれも可愛くなりたいっ」
「え、そういう問題?」
「おれだって頭撫でられたい!!」
「駄々っ子かい」
「おれも可愛くなりたい!!」
「.........はァ」
「可愛くなったところで撫でちゃくれねェと思うよい」


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