試す肝は持ち合わせてないと叫びたい。
日が傾き掛けた夕方、私は何とも言えない気持ちでそこに居た。
出来あいものの不気味な洋館前、たった一人項垂れる。
景色にそぐわない灯りがまた気持ち悪さを演出している。
さすが某大手企業3社による共同運営だ。試作段階でも怖すぎる。
「月夜の晩餐へようこそ」
.........アンドロイドだ。
今話題の某デパートのインフォメーションで働いている女性型アンドロイド...に似てる。
「落ち着かれましたら中へお進み下さいね」
「.........ハイ」
「現在、6人が参加しています」
「.........了解しました」
「お気を付けて」
半ば押し切られるカタチで屋敷の敷地内へと追い込まれ、仕方なく門をくぐる。
そして古びた扉、嫌な音を立てて開かれた中へと一歩、踏み出した。
この外観によく合う、薄気味悪いシルバーの西洋甲冑がお出迎えしてくれた。
屋敷の中へ
攻略ヒント