「あんた、白夜叉だったの」

「ん…まあ」



副長の後ろで構えていた私は銀時の突然の発言に乱れに乱れた剣は他の隊士たちを驚かせてしまっただろう。大きな怪我を負わなかったのが幸いだ。



「あたしがどういう思いで」

「わかってる」



わかってるなら目くらい合わせたらどうなの。誤魔化すように頭を掻いていないで。黙ってて悪かったって、今は違うって、ちゃんと否定してよ。銀時の口から聞けたら、そうしたら私だってちゃんと認められるのに。



「…ごめん」



それは何に対してのごめんなの?






過去の話
(ほんとは白夜叉だったとか、どうでもいいんだよ)
(ただどうして何も言ってくれないの?)







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