2015.02.01.Sunday

そういえば、とあるいつかの読み切り漫画のカラーイラストを見て、
高校生の頃美術の先生が言ってたことを思い出した。

当時、1年生も終わるから1枚の絵を描くぞ! 色塗るんだよ! 絵具!!
という課題でして(題材は完全にフリー)、
なんか、最初は中二臭漂う謎の箱を前に佇む謎の人を描いていました。

今思えば本当に痛かったので、描かなくて良かったね(はあと)な絵。
箱の前に佇む人は、見る人に背を向けていたのですが、
先生からは、
「見る人側に背を向けている絵は、伝わりづらい。
顔(表情)が一切見えないというのは、その人物が何を考えているのかということがわからないんだよね。で、この人は何をしたいの?」
という言葉で切り捨てられまして。
冒頭のとあるいつかの読み切り漫画のカラーイラストがまさにそれではありました。
なるほどなぁ、と。
自分が昔やろうとしてたのはこういうことだたのか、なんていう
ただ、漠然とした物でしたが、再学習はしたと思います。

もうあの絵は残ってないのか、と、当時のスケブを探しましたが、
見事に捨ててました。
サっスガ!! 黒歴史消去してやがる!!


上のナゾの絵にはストレートな、まあ芸術家(というか先生)としての意見だったんでしょう、辛口?な評価をいただきましたが、
アッパーを決めてる落書きにはいい評価をもらい、ナンデ!?の状態でした。
あの頃から私の描く物の方向性が定まっていたのかと思うと、結構悲しい。


結局まつ毛バッシバシの女の子の横顔描いて「こっちのが断然いいよ!!」と言われたのでそっちを描いて、先生からは「ベルサイユのバラ」な感じがいいよね!
と総評の時にしたり顔で言われ、苦笑いする始末。

定年間近のおじさんではありましたが、なかなか、あの変な先生好きでした。
本当に、「変な人」という言葉を具現化したような、そんな先生でした。
多分、仲が良かった、という幻想を抱く。
じゃないときっと、部員でもなかったのに作品展用に描きなはれと言われなかったんだろうなぁ。なんてことを思ってみたり。

思うけど不思議な雰囲気、というか結構キャラ強い人に恵まれるなぁとは思う。
それも男女問わずで。
面白いから気になんかしないんですけど(笑)

06:51

back

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -