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『うわー…』
到着した造船所1番ドックは、想像していた以上の人ごみでごったかえしていた
「やっぱり凄い人だかり…」
「造船所にも入れねェな……どの道もっかい会わなきゃなんねェんだけどな…アイスのおっさんには」
ガレーラカンパニーの本社に直接行こうと考えるも、その本社も1番ドックの中から入るらしく、門内には一部の人しか入れないようになっているらしい
情報を求め、多くの人がこの1番ドックの前に多くの人が集まっているのだ
この騒ぎでは到底彼に会うことは無理だろう
どうしようかと3人で顔を合わせていると―――どこからともなく、陽気な音楽が流れ込んできた
ズンズンズズズン♪
幾度となくこのリズムが流れるにつれて、周囲にいた人たちの顔がひきつっていく
「うわあ!こ…このリズムは!!」
「まさか!そんなバカな!!」
アリスたち3人はその周囲が慌てる理由が分からず、ただそれを見ている
「ヘイお前達。俺の名を今呼んだのか?」
どこからともなく、男の声が聞こえてくる
それに対する非難が巻き起こる中、群衆の一人がある方向を指さし、叫んだ
「いた―――!!あそこだ!!!」
そこには大きな布越しにだが3人の人影を見ることができた
真ん中が恐らく男、そして両隣は…少し変わった髪形をしていそうな女だ
「恥ずかしがらずに聞いてみな!俺の名を!!」
この完全アウェーな空気が流れる中、リズムをとりながら聞いてくるあたりが素晴らしい
周囲がますますブーイングを口にする中、一切気にすることなく男は言い放った
「ここに麦わらのルフィってのがいる筈だ!出てこい!!」
一切無関係だとばかり思っていた3人はその言葉を言われ、ようやく布越しの3人組に意識を集中させる
『…誰だろ?』
首を傾げながら呟いた言葉が聞こえたとは思えないが、男は丁寧に自分から正体を喋ってくれた
「俺はこの島一のスーパーな男!ウォーターセブンの裏の顔!そうだ、俺は人呼んで―ワァオ!!」
ここで大きな布を取っ払い、
「ん――――っ!」
ここでポーズの前段階をとり、
「フランキ―――っ!!!」
ここで3人ピッタリ揃った決めポーズ!
――解体屋&賞金稼ぎ
"フランキー一家"棟梁
フランキー
そして同じくフランキー一家の"スクエアシスターズ"のキウイとモズだ
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