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「ゲホッ!ウェッホ!!」
「ぶはァ!な…な…ナミさんは無事か!?」
「相変わらず丈夫な奴らだな」
気絶していたメンバーが息を吹き返す姿を見て、呆れたように呟くフランキー
「よく生きていた」
ズボンをはいたココロの姿を見て、大恩人であることも忘れてウソップは絶叫した
「ギャ――!現実だった!!人魚って本当はいねェんだ!!」
「"人魚かと思ったらジュゴンだった"って伝説は本当だったんだな」
「バカ野郎!!まだ本人が人魚だなんて言ってねェ!夢を諦めるな!!」
ウソップとゾロの言葉に、サンジはまだ諦めてないとばかりに声をはるが――本人からシラウオの人魚だと言われ、ガックリと崩れ落ちた
「異議ありだっ…!人魚ってもっと…!人魚ってもっとアレで…!」
大きな水たまりをつくりながら涙を流すサンジ
「……人魚ってのは年の頃30を境に尾ヒレが二股になって陸上生活ができる体になる神秘の種族。いつか魚人島へ行けば分かる」
その説明に妖怪化だの化け猫だの失礼なことしか言わない面々にココロは怒った
「一緒にすんじゃれえよ!!おめェら礼の一つも言ったらどうらい!!」
それにようやくちゃんと礼を言う麦わらの一味
「ココロさん、どうもありがとう」
「んがががが、いいんら!」
そこでようやく、ココロの後ろに立っているロビンとアリスに気づいたサンジ
「ロォ――ビンちゃぁ〜ん!!」
飛びつこうとしたサンジだったが、それは脇から飛び出してきたナミとチョッパーに吹き飛ばされたため未遂に終わる
「間に合ってよかったロビン!!無事だったのね!」
再会を喜ぶその姿を、ニコニコと笑いながらアリスは見ていた
すっかり親のような気分になっている
「おい、アリス」
『ん?…わっ』
突然ゾロに呼ばれ、振り返ったアリスは投げれたものを反射的に受け止めた
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