悲しき詩 | ナノ




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「―――ねぇ千年公〜なんで紅蓮ってエクソシストなんてやってるのぉ?」


とある一室、ロードは甘えるように千年伯爵に抱き着いた


「おやロードv宿題は終わりましたカ?v」


「ぜーんぜん終わらないんだぁ。僕、疲れたなぁ」


ちらりと視線を向ける先は煙草をふかしているティキ


「……俺、学ないから無理だぜ?」


「だいじょーぶ、文字は書けるでしょぉ?ほら、ジャスデビとスキンの分もあるからねぇ」


「「えっ」」


「お、己も…」


無関係と決め込んでいた3人だったがドンッと目の前に積まれた宿題の山を見て、千年公の無言の圧力を受け、諦めてペンを手に取った


カリカリカリカリ…


「それでぇ、千年公なんでなの〜?」


「そうですねェ…v紅蓮はあの子を手に入れるためなら憎むべき神にでも頭を下げますシ…v」


「アイツ俺らの中で一番エクソシストのこと嫌いなのになー」


「そうだよ!ヒッよく我慢できてるよねっ」


こくごと書かれたプリントを手に取りながら感心したように呟くジャスデビ


「"憎悪"のメモリーを持つ男からな…」


しゃかいと書かれたノートに一生懸命何かを書くスキン


「あのメモリーは色々と特別だしなぁ」


「ティキポンv手を動かしてくださイv」


「……あい」


さんすうの乗算に真剣に悩む男、ティキ


「紅蓮はティキポン以上に"白"と"黒"をハッキリ区別してますからネェ…vイノセンスなんてさっさと手放しなさいって言ってるのに聞きませんシ…アレのせいで力が抑えつけられてるのニv」


「イノセンスがなくなったら…紅蓮、どこまで強くなるんだろぉね〜?」


愉しげに、ロードはそう呟いた







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