発信拒否
おまけ
宮田さんに送っていただいて、昼食を摂った後のこと。
「ちゃんと、寝られそうですか」
「ええ…たぶん、大丈夫です」
「たぶん、ね」
「あっ、いえ、大丈夫です」
「いっそ見張っていましょうか、貴方が眠るまで」
「それは流石に…どうなんですか」
「あぁ…なんなら、添い寝でもしてあげましょうか?」
「は!?」
「冗談ですよ。…して欲しいんですか?」
「そ、そんなわけないじゃないですか!!」
全力で否定すれば、宮田さんはくつくつと愉快そうに笑う。
…最近、以前よりもからかわれる頻度が増している気がします。
「もう良いですから、早く帰らないとうつりますよ?」
「それも良いかもしれませんね、風邪はうつすと治ると言うし」
お医者さんがそれ言っちゃいけないと思うんですけど…!
「貴方からの風邪なら、うつされても良いですよ」
「…え、」
なんで、そんな綺麗に笑うんですか。
結局普通に帰ってもらいました!!!!!
「(本当に可愛い人だな…)」