利吉さんと変人探偵





「なあ利吉くんちょっと聞いてくれないか?私が思うに人間というものは長時間同じことを続けるより何か別の行動を合間合間に挟むことで行動の効率が上がるんだよ、これは科学的にも証明されている。それに本来人間も野性動物と同じな訳だからこうやってじっとしているより野山を駆け回る方が体にも心にもいいと思うんだ。ああ勿論これは例えだよ、私が言いたいのはつまり人間・ホモサピエンスもそこらの犬や猫と同じ動物なわけだから部屋でじっと椅子に座っているより外に出て様々なことを身をもって体験経験する方がいいと思うんだ。それが本来あるべき姿だ。ほら見てごらんよ、丁度良いことに今日は見事に晴天だ、朝のニュースの気象情報も今日は今時期最高の天気だと言っていたよ。今外に出らずにいつ出る、やはり今しかないだろう?君も雨の日よりこんな日の方が外に出たいと思わないか?君が雨が好きだったのならそれはまた別の話になるのだがね。だがもしそう思ったならそれがまさに動物的本能だ、勿論私もそう思っているよ。さあどう思う利吉くん?」


















「……簡潔に言うと?」


「サボりた「却下」





*****


とある事情から自称探偵(しかしサボり魔)な変人の元で働くことになった利吉さんの話。
現代でも室町でもな多分きっとシリアスでコメディでミステリ。でもやるとしたら現代。

結構書きたい。





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