お風呂上がり、十四郎さんは音楽を聴いていた。透き通った私の大好きな声が部屋中に響く。歌詞を目で追いながら十四郎さんもこの澄んだ声に魅了されているみたいだ。

「私が一番好きなバンド」
「そうか、…いいな」
「でしょ?でもオススメは十二曲目かな」
カチカチとリモコンを操作して、落ち着いた音楽が流れ始める。
「この曲みたいにずっと信じれる人が出来たらなあ」
「…そう、だな」



20110926 土方、どもる

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -