あたたかいぬくもり 『名前の相手してやってくんねー?』 突然結人から来た一通のメール。 結人は部活らしいんだが、名前が会いたい会いたいってしつこいから適当にホテルに呼び出しとくからお前が相手しろ―――との事。 幸い俺の学校は大会で早めに負けちまったから(俺のせいじゃない、クソ下手な先輩達のせいだ)、今は大会中の学校の奴らに比べたら暇っちゃ暇なんだよな。 『わかった。』 俺はそれだけ返して、指定されたホテルへと向かう。 「え…一馬…?」 あーあ。俺が来てびっくりしてら。 そりゃそうだよな、名前は結人と会うつもりで来たんだから。 「結人、部活だって。大会中だからあんま休みないと思う。」 「大会中…なんだ。」 あれ、そんな事も知らなかったのかよ。まあ結人が自分の事をペットになんか話すわけはないんだけどな。 「とりあえず、入ろうぜ。」 適当に部屋を選んでエレベーターで部屋へと向かった。 「じゃあ、早速やるか?」 「うん…」 「言っとくけど、結人が居ないからって手抜くなよ。」 結人抜きでするのは、今日が初めてだ。名前は結人が好きだから結人のために俺達に抱かれていた。今日は結人は見ていない。…だからって、手抜かれても困る。せめてホテル代の元は取りたい。 「手抜いたりなんかしないよ」 名前は言いながら服を脱いだ。 「シャワー浴びる…?……きゃっ」 そんなの、いらねー。時間がもったいないから。 名前のブラジャーを外し胸に吸い付いた。少し吸ってやるだけでもう硬くなった乳首を噛んでやった。 「いっ…た」 「嘘つけ。気持ち良いからこんな立たせてんだろ」 「ひ、ああっ…!」 乳首をぐりぐりと捏ねくり回しながらパンツをずり下げ、乱暴に指を入れた。ぐちゅぐちゅと音が響いてきて、もう受け入れ体制は万全。 「ん、あ、あ、一馬っ…!」 「名前、俺のしゃぶれ」 「…ん…ふあっ…」 名前の口に強引にぺニスを突っ込む。条件反射なのか名前は手と舌を使いながらしゃぶり始めた。 こいつ、フェラだけは格別なんだよな…。 少しして名前をベッドにまた組み敷き、手早く挿入した。 「あ、ああっ、すごいっ…」 「おい淫乱、気持ちいいんだろ?」 「う、うんっ…、あ、凄いっ、気持ちいいのぉっ…」 それから激しく腰を打ちつけて、俺はイった。名前は締まりも抜群にいいから、すぐに吐精感に襲われる。ぶっちゃけたトコ、結人も英士も俺も、名前とやる時だけは早漏だった。 「…名前。」 隣ですやすやと寝息を立てる名前。昨日も結人と英士としてたらしく、疲れていたんだろう。 俺は何故か名前の頭を撫でていた。何でこんな事をしたかは分からない。 「う、ん…かずまぁ…」 一瞬起きたかと思って驚いたが、どうやらただの寝言らしい。 そういや昔、名前は遊び疲れるとすぐに寝てしまい、うちに泊めた事が何回もあった。名前の寝顔をこうやっていつも見ていた。頭を撫でて、サラサラの髪に手を通して… 名前は変わってしまった。いや、半分は俺のせいでもあるのかもしれない。先生の目が怖くて名前の出してたSOSに見て見ぬ振りをしていたから。 名前を抱きしめながら、俺も眠った。それは久しぶりに感じる、心地の良い温もりだった。 20110112 戻る |