うんめいがくるいだす


「あぁっ、一馬ぁっ、きもちいいっ!!」


サッカーをやり始めて中学に上がって、急にモテるようになった。自慢じゃないが顔は良い方だし、サッカーだって人並以上には上手い…はず。だから女が溢れるほど寄ってきた。


「もっと締めろよっ…!」


バックで女のケツ叩いて、締めるように促したけど全然締まんねぇ。こんなガバガバとヤるんじゃなかった。

あまりの長時間のセックスにチンコも萎えてきたので、女をイかすだけイかしてホテルの部屋を出た。





ヤれる女なんてごまんといる。女に不自由しないから溜まるなんてことはないし、自慰する必要もない。サッカーが休みの合間に相手を変えてはセックスをする。それが俺の日常だった。



そんなある日、結人が新しい女が出来た、と言ってきた。俺と結人と英士は気に入った女を見つけ、飽きたらそれぞれに紹介するという暗黙のルールがあった。

結人のお古だと可愛いんだけど性格悪い女ばっかなんだよなー、しかも大体まんこ緩いし。だから今回も期待しないでいた。


「結人が連れて来る女の子、ガバガバなのばかりなんだけど。どうせ今回もそうでしょ」

「だと思うだろ英士!?今回は俺も自分で驚いたわ」

「何だよ、珍しく処女か?俺フェラ下手だったら処女でも却下」

「だったら超一馬好みだぜ。見た目は…まぁちょっと派手なんだけど、そこそこ可愛いし。経験人数少ないかは分かんねーけど…締まりが抜群に良い。しかもフェラも上手い。」

「そんな女いんのかよ。嘘だったら思い切り蹴り倒すからな」

「大丈夫大丈夫、今回は久々に上玉だからさ」


この時の俺はまだ何も知らなかった。こんな会話をしてた時から、もう歯車が回り始めていたなんて。





とりあえず例の上玉女は俺が先にヤることになった。英士は「残念ながら部活忙しいんでね」って嫌味を言っていた。

結人んちにドア開けて入って(親が仕事でいないから)部屋に入る。そこに結人と、例の…

上玉…女…?


「か、一馬…?」

「名前…」


結人に抱かれた半裸の女は、間違いなく名前だった。


「何、お前ら知り合い?」

「あ、ああ。同中だった」

「ふーん…」


結人はいきなりスウェットのズボンを脱ぎ、名前の髪を掴んでしゃぶらせた。


「お前も知り合いに見られた方が興奮すんだろ?淫乱女。」

「ふぅっ…んっ…」


当たり前だけど、初めて見る名前の裸、声。誰かのをくわえてる姿を見るのも、もちろん初めてだ。何で名前がこんな事をやっているのか。泣く子も黙ると言われたヤンキーで不良の名前が。


「一馬、こいつ辛そうだから弄ってやれよ」


そう言いながら、結人が足で名前を下着越しに刺激する。ちょうど敏感な部分なのか、名前は小さく喘いだ。

一瞬迷ったが、もうすでに勃起し始めた下半身の疼きを止める事は出来なかった。


「んぅ…ふぅ、ん…」

「うわ、お前ってこんな淫乱だったのかよ。結人の舐めただけでもうヌルヌルになってるぜ」

「すげーだろ?こいつ正真正銘の淫乱だからな」


クリトリスを弄りながら中に指を入れて掻き混ぜる。すると一瞬でイったようだ。


「もうイったのかよ」

「ふぇ…ご、ごめんなさ…い」

「喋ってる暇あったらしゃぶれ」


結人が名前の顔を無理矢理掴んで激しく出し入れを繰り返す。俺もそれに欲情して自分の反り立ったぺニスを取り出し、愛液でドロドロの名前の中に突っ込んだ。


「ふぁっ…!ひもち、ひぃっ…っ!」

「やばい、イきそうっ、」


結人が名前の口に精子を吐き出し、名前はそれを飲み込んだ。同時に、俺はピストンを一層激しくした。


「ふ、ああっ、すごいっ…、きもちいいよぉっ」

「自分で腰動かしてんなよ淫乱。」

「ら、ってぇっ…!ああっ…」


名前の喘ぎ声、乱れてる姿全てに欲情して俺もイきそうになる。


「あっ、ああっ!か、ずまぁっ!イく、イっちゃ、ああっ」

「俺も…っ、あっ、、」


名前の中に大量に射精した。名前は嬉しそうに俺を見て、ありがとうと一言言って眠った。


「なあ、結人…聞きたいことあんだけど」

「ん?」

「何でこいつと…」

「ああ、そんなことか」


結人の話によると、名前と結人は同じ学校で、名前が結人に惚れていて。名前は入学してすぐ結人に告白したらしいが結人はあっさり振ったらしい。

で、諦めの悪い名前がなんとか頼み込んで、セフレにしてもらったとか。それ以来結人の命令には絶対服従らしい。

つまり、俺にヤられて喜ぶのも全部結人のため、って事だ。


「まぁせいぜい使わせてもらうよ。飽きるまでな」

「…そっか」


名前は、また変わった。不良になったかと思えば今度は結人のペット。


「知り合いだから情とかあるわけ?」


確かに幼なじみだし、昔は凄く仲が良かった。ただ、今となってはただの他人だ。


「…ねえよ。だから、また誘え。」

「おう、もちろん」





この時名前を助けてやれていれば、俺達の運命は変わっていたのかもしれない。





20101111

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