転校生ちゃんを探してひたすら走った。あの子をあんな状態で放っておけへんかったから…
(どこ行ったんや…)
もしかしたら電話してきたヤツと帰ったかも分からん。でもひたすら走り回って探した。
(やっぱりもう帰ったんかな…)
そう思って俺ん家の近くの公園を何気なく通った時、一人の女の子がうずくまっているのを見つけた。
「あ…」
や、やっと見つけた…!完全に灯台下暗しやった。
しかもよく見たら泣いてるやん、転校生ちゃん。俺はもう堪らない気持ちになって咄嗟に抱きしめた。
泣きながら震えるその体は、抱きしめたら今にも折れてしまいそうやった。転校生ちゃん、華奢やし。それに、今は泣いてるせいかより小さく見える。
「やっと追いついた…こんなトコで座ってたら風邪引くで。」
「おし…たり…く…」
転校生ちゃんは俺の腕の中で泣いた。よしよし、と何度も頭を撫でる。転校生ちゃん、金髪やのに全然傷んでなくて綺麗な髪しとる。そのサラサラな髪を何度も撫でた。
何で泣いてるん?とか、誰と会ってたん?とか、聞きたい事は色々あったけど聞かないようにした。
このまま帰すわけにもいかなかったから、転校生ちゃんをウチに泊めた。
とりあえず体を温めさせる風呂に入れた。風呂から出てきた転校生ちゃんを抱きしめると、柔らかい感触。ブラつけてないやん、無防備やなー。
「忍足くん、ごめんね…ありがとう」
「ん、ええよ。名前ちゃん。今日色々あって疲れたやろ。もう寝た方がええ、あっちにベッドあるから。」
ありがとう、と言ってベッドに入る転校生ちゃん。転校生ちゃんはベッドに入った瞬間寝息を立てた。
早っ。まぁ今日は色々あったからなー。ゆっくり休んだらええ、名前ちゃん。
ふとベッドに目をやると数分で布団を剥ぐ転校生ちゃん。寝相、悪すぎやろ…。しゃーないなと思いながら布団をかけてやる。
転校生ちゃんは寝顔も可愛ええ。化粧落としても美人やん。そないに化粧濃くせんでもええのに。
あ、寝返り打った。んんー…と言いながらこっちを振り向く、爆睡中のお姫様。
あー我慢出来ひん。転校生ちゃんが眠る布団の中に入る。暖かい。暖かくて柔らかい。あかん、変な気起こしそうや。
それにしてもこの子はホンマに不思議な子や。キスはダメでエッチはオッケー、こんな派手なナリしててゲーム好きで(下手やったけど)、しかもどエライ方向音痴…
そんなトコ全部含めて魅力的やと思う。俺はもうすっかりこの子にハマってしまったのかもしれん。今日出会ったばかりの、この転校生ちゃんに。
「んー…」
寝言を言ってる転校生ちゃんの唇にキスを落とした。
何や、寝てる時やったらキスし放題やん。俺は何度も何度も転校生ちゃん…名前ちゃんの唇にキスをした。ああ、めっちゃ柔らかい。少し遠慮気味に舌を入れると、名前ちゃんもそれに応えるように舌を絡ませてくる。
「んっ…、お、忍足くん?」
「あ、目覚ましたか?転校生ちゃん」
「何度も言うけど、私の名前は…っ」
その言葉を遮るようにまたキスをした。
名前ちゃんは最初の時みたいにもうキスを拒否ったりはせんかった。俺がまた舌を入れるとそれに応えて器用に舌を絡ませてくる。
「なぁ、名前ちゃん…」
「なに、忍足くん」
「キスしてええの?」
すると名前ちゃんの方からキスをしてきた。
「うん、今日だけは特別。忍足くんだけ特別に、ちゅーしちゃう。」
俺の中の理性が、崩れた。
貸してやったTシャツを捲り上げ、乳首にしゃぶりついた。名前ちゃんのおっぱいは超柔らかい。マシュマロみたいや。そんでもって乳首も綺麗なピンク色。そのおっぱいにむっちゃ興奮して、夢中でしゃぶりついた。
「んっ…はぁっ…」
名前ちゃんは喘ぎ声まで可愛ええ。その声を聞きながらの愛撫は俺の下半身を熱くさせるのに充分な要素となる。
「はあ、ああっ…」
同じく貸してたスウェットも脱がせ、下着の中に手を滑り込ませる。
名前ちゃんの体がびくり、と跳ねた。ああ、クリちゃん弱いんや。そこを重点的に攻めまくる。
「お、したりく…っそこだめぇっ」
「何でダメなん?気持ちええやろ?」
「ああっ!やぁっ、あっ」
クリトリスを捏ねくりながら中に指を埋めた。うーわ、きっつ。こんなんで俺のなんて入るんか?名前ちゃん、男遊びしてそうなんになんちゅーギャップやねん。
しばらく指で掻き回してると限界が近いのか中がピクピクと動く。
「や、忍足く…んっ、ちょっ、待っ…」
更に激しく指を掻き混ぜてGスポットを攻める。
「きゃ、あぁ、あぁぁぁっ!」
ぴゅっ、ぴゅっ
あ、潮吹いた。名前ちゃんめっちゃ感度ええ。もう抑えられんくなってズボンのベルトを外そうとした…、
その時。
「忍足くんのも舐めてあげる」
そう言って俺のズボンと下着に手をかけ、ちんこを手で触る。擦る位置が絶妙過ぎてめっちゃ感じてしまう。
「忍足くんのおっきいよね。」
唐突に何言い出すねんこの子は。更に興奮してまうやろ。
名前ちゃんは俺のちんこを丁寧にしゃぶる。名前ちゃんは口が小さいんか、時折苦しそうな顔をしながら上手に舐める。
「はあっ…名前ちゃん、もう、入れてええ…?」
「ん、いいよっ…」
名前のちゃんのまんこに俺のちんこを宛てた。ぐっと力を入れて中に押し込む。柔らかくて暖かくて、何より気持ちいい。めっちゃキツくて締め付けられる。名前ちゃんのスポットと俺のいいトコが擦れて気持ちいい。
「あ、ああっ、あんっ」
「名前ちゃん、気持ちええっ…、?」
「うんっ…、きもちいっ…、忍足くっ…もっとっ…、もっと…してっ!」
「はぁ、それめっちゃええわっ…」
腰の動きを早める。パンパン、と肌がぶつかり合う音とぐちゅぐちゅと名前ちゃんのまんこから鳴る水音がやけに厭らしい。
名前ちゃんがイきそうになるのを確認して俺も更にスピードを加速する。もうアカン。俺もイきそうや。
「あっ、はぁっ…あぁぁっ、あっあっ、やぁ、イっちゃうっ…!」
「イってええよっ…、はぁ、名前ちゃんめっちゃ可愛ええっ…」
繋がったままお互い溶けてしまったらええのに。そう思いながら夢中で腰を振る。
「ああっ、イくっ、イくっ…!」
「俺も…、イ、くっ…!…っ!」
名前ちゃんの中に入っていたちんこを引き抜いて、太股に精液をかけた。
「はぁ、はぁっ…名前ちゃん、ホンマ、最高や…っ」
「はぁっ…、忍足くんっ…」
俺達は抱き合ったまま眠った。
今日初めて会った転校生ちゃん。いつの間にか俺はこの子に惹かれてしまっていた。不思議な子やのに魅力があって可愛くて…全てが愛おしくなる。
名前ちゃんを救いたいと思った。もう悲しい顔、せんとって。
翌日、名前ちゃんと俺は学校をサボって裸のままずっと抱き合っていた。(もちろん途中で何回かセックスは挟んだ。)
楽しくて幸せやった。もっとずっとこうしていたいと思ったけど、部活があるし学校も行かなきゃいけんから名前ちゃんを家まで送り、翌日学校へと向かった。
「おはよーさん、名前ちゃん」
「おはよー忍足くん」
「何やつれないなあ」
「朝は低血圧だから」
「なるほどな」
名前ちゃんはまた人見知り素っ気ないモードに戻っていったが不思議と嫌な気持ちにはならんかった。
放課後は部活の後一緒に帰ろうとしたのだが、名前ちゃんに「待ってるの暇だから帰る」、と言われてしまって少し落ち込む俺。まあマイペースやからな、この転校生ちゃんは。
「気ぃつけて帰るんやで」
「うん、忍足くん部活頑張ってねー。」
その一方で、赤髪の少年がその光景を偶然見かけた。
「あれ…、」
名前達に気づかれないように近づく赤髪。
「あいつ…名前…?」
まさか…な、
2010.10.10