転校生ちゃんがまた器用に俺の下着を脱がしてちんこに触れた。


「そういや転校生ちゃん、何でフェラは良くてキスは駄目やったん?」


とりあえずこの事がずっと引っかかっとったし、転校生ちゃんの関係ない発言で俺も少し傷ついとるし。

事の真相がはっきりするまで俺のをしゃぶらせてなるものか!と意気込んでいた。まあちんこはビンビンなんやけど。


「キスは愛し合ってる恋人同士がするもので、エッチは愛がなくても出来るから…かな」


そう言って転校生ちゃんはまた俺の乳首を片手触り始め、もう片方でちんこを扱いた。

しゃぶらせまいと決意してた自分がバカみたいや。俺の体の中心はあっという間に熱くなる。

愛撫されてる間に何度もキスをしてやろうとしたんやけど、綺麗にかわされてやっぱり拒まれた。エッチは良くてキスは駄目ってホンマに何やねん!

そんなこと考えてるうちに転校生ちゃんは俺のちんこにしゃぶりついて、舐め回してきよった。一生懸命な顔が可愛すぎてやばい。これは反則やろ…

いくら不良(ぽくて)化粧が(超)けばくて(ウルトラ)金髪の子でも、可愛いモンは可愛いねん。元の顔がええからやと思う。しゃぶられながらバッサバサのまつ毛に見とれてしまった。


「忍足くん…気持ちいい?」

「ああ、めっちゃ気持ちええよっ…」


見た目完全にヤリマンでフェラもめっちゃ上手いねんけど、まだどこか初々しさみたいなのを感じる。何なんやこの子。ホンマ不思議ちゃんや。

転校生ちゃんは俺のちんこを美味しそうにしゃぶり、時々裏筋とかカリの部分舐める。その刺激に思わずイきそうになる。

しばらくしてホンマにイきそうになったから、転校生ちゃんの胸を触った。早漏やと思われたら敵わんからな。
下着越しでも分かるくらい柔らかいこの子の胸にまた俺のちんこが質量を増す。
シャツのボタンを外してやって、中に手を潜り込ませる。乳首を直に触ってやると、転校生ちゃんの体もぴくぴく、と動き出す。


「めっちゃ感度ええな。乳首、感じるん?」

「ふぅっ…ん…、」


俺のを咥えながら感じてる転校生ちゃん。あーもうヤバイ。ヤバイって。

転校生ちゃんの頭を持って上下に激しく動かす。


「めっちゃ気持ちええ。あー、イく、イくっ…」

「んっ、、、」


転校生ちゃんの喉奥を突いて、大量に精子を出した。
暫くヤってなかったから量がヤバイ。シャレにならんくらいドクドクと脈打ち、大量の精子が転校生ちゃんの口の中に放出された。


「っく…んっ…」


ティッシュ用意してやらな、と思ってたら突然転校生ちゃんの喉がごくり、と鳴った。まさか…


「…!まさか飲んだんか!?」

「ん…、駄目だった、かな…?」


溜まりに溜まっとったモンやから、不味い筈なんに…。必死で俺の精を飲み込んでくれた転校生ちゃんを愛しく感じる。

あー、
キスしたいわ。

今回も試みようとしたんやけど、やっぱり失敗。
今度の理由は、「精子飲んだ後だから!」って…

しゃあないから、抱きしめるだけで我慢した。転校生ちゃんはもがいて脱出しようとしたけど、俺の腕がそれを許さんかった。


「転校生ちゃん、こういう事…他の男ともよくするんか?」


恐る恐る聞いてみる。
まあ正直なトコ俺も世の中でいうヤリチンなわけやから肯定されたトコで何も言えないんやけど。


「…秘密。あと、何度も言うけど私の名前は苗字です」

「それも秘密か…。」


まあ関係ないクラスメイト、やもんな俺は。

…虚しくなってきたから話題変えなアカンな。


「そういや転校生ちゃん、下の名前は何て言うん?」

「…苗字名前」

「名前ちゃんな。可愛ええ名前やん。先生が苗字しか言わんかったから知らなかったわ。」

「苗字の方で良かったのに…まぁ転校生ちゃんよりは大分マシだからいっか。」


転校生ちゃん…やない、名前ちゃんは疲れたのか、ソファにもたれかかって寝てしまった。

…と思ったら、急に起き上がった。


「そういえば忍足くん!おうちの人いくらなんでも帰ってくるの遅くない!?てゆーか、荷物の少なさから言ってまさか一人暮らしなんてことは…」

「そうやで」


何や、今頃気付いたんか。まあええわ。そろそろ跡部に頼んで車出してもらわんと。

時計を見るともう23時を回っていた。
高校生の女の子をこんな時間まで連れ回すなんてあかん。


「名前ちゃん、親御さんに電話するから携帯貸してくれへん?」

「へ?何で?」

「何でって…こないに遅い時間まで高校生の女の子連れ回したんやで。せめて電話で謝らせてや」

「ああ、それなら大丈夫。私も一人暮らしみたいなモンだから」


へ…?
俺はともかく、女子高生が親元を離れて一人暮らしやて?


「危ないやん、そんなん」

「ああ、大丈夫。一応隣の部屋にイトコのお姉ちゃんが住んでて。そのお姉ちゃんが親代わりなのよ。」

「へー…、親はどうしてるん?」

「まあそういう細かい事は内緒。さて。忍足くん。どうやって帰ればいいのかな」

「あー、ちょっと待ってな。」


跡部に電話かけたら、今から車をよこしてくれるとの事。30分くらい待ってろと言われた。さすが跡部。持つべきものは友達や。


「ってなわけで、俺のダチの家の車で送ってもらうから」

「どーも。ありがとー。」



〜♪



また転校生ちゃんの携帯が突然鳴った。


「もしもし?…………っ!!何で…!」


転校生ちゃんの様子が明らかにおかしくなったのは一目瞭然やった。恐らくさっきとは違うであろう電話の相手。


「…うん、分かった。外で待ってて。」


電話を切っていそいそと身支度を始める転校生ちゃん。心なしか顔が青ざめとる。


「忍足くん、悪いんだけど知り合いが近くに居るらしくて。ちょっと会って来る。あ、送りは大丈夫だから!」

「あ、おい…っ」

「友達にごめん、て伝えておいて。」


そう言って足早に俺の部屋を後にした。何やねん、ホンマに。あの転校生ちゃんは。でもあの電話が引き金なのは間違いない。

せやけど…知り合いが近くに居るって何か不自然や。何で転校生ちゃんの居る場所分かってんねん。電話で一言も自分の居場所伝えるようなこと言ってなかったはずや。メールでもしてたんか?

それにしても、あの顔…。いつもふわふわしてる転校生ちゃんが初めて見せた動揺の色やった。

しゃーないな。俺はカーディガンを着て外に飛び出した。あの子を一人にしたらアカン。直感でそう思ったんや。

間に合うかなんて分からん。どこに居るかも分からん。ただ、夢中で走った。










「…何で分かったの?」


二度と会うことはないだろうと思っていた彼がそこに居た。


「久しぶりじゃのう、名前。」


目の前の彼が怖くて仕方がなかった。また何かされるのかな。怖いのと痛いのと、乱暴なのはもうごめんだよ。もう振り回されたくないの。

だって、あたしは彼から逃れるために引っ越して、転校までしたんだから。


「質問に答えて。何であたしがここに居るって知ってたの?」

「お前さんに会うつもりはなかったんじゃ。ただ、俺のダチがこの辺に住んでてな。遊びに行った帰りに偶然名前を見かけたんじゃ。」


何で何で何で。
たまたま寄った忍足くんの家の近くでこの人に出会ってしまうなんて。運命を呪うしかなかった。


「まさかこんなトコでお前さんを見つけるとは思わんかった…。

名前…、戻って来んしゃい。」

「絶対いや…っ!」


泣きそうになるのを堪えながら、必死に彼を睨み付ける。


「もう二度とあたしの前に現れないで。さよならっ…」


彼の顔目掛けて整髪用のスプレー缶を投げつけた。

足は早い方じゃないけど、彼は目の目に当たったみたいで、あたしはそのスキをついて逃げた。


「何で…何でよっ…」


我慢できなくて、だいぶ走った途中でその場で泣き崩れてしまった。もう彼は追ってこない。


「うっ…ひっく…」


すると不意に、暖かいものが後ろから覆いかぶさった。


「やっと追いついた…。どうしたん、こんなトコに座ってたら風邪引くで。」


目の前の温もりに涙が止まらなくなって、私は彼の腕で泣いた。





20101009



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