某任○堂のレースゲーム、マ○オカートをこんな真剣にやる女子なんて居たんか。



転校生ちゃんを俺んちに上げた。
お家の人まだ帰ってないんだねー、とか呑気に言う転校生ちゃん。

…ちゃうねん、一人暮らしやから親帰って来ないんや。罪悪感いっぱいやったけど言いかけて、やめた。このまま勘違いさせておこう。真実を知ったらソッコー、帰る。とか言い出しそうやから。

…あとは俺に少し下心があるせいかもしれん


「あ、忍足くん某大乱闘ゲームのス○ブラも持ってんの!?やりたい!」


「ええよ。一緒にやろか。」


わーい、と子供みたいに喜ぶ転校生ちゃん。この子ゲーム好きやったんか。見た目完全ギャルの女の子やのに…。益々不思議ちゃん度が増してくわ。



しかし、ゲームが上手いわけではなかったらしく俺に大敗した転校生ちゃんは拗ねて飽きた、と呟いて俺に背を向けてしもた。


「何や転校生ちゃん。ゲームに負けて悔しいんか?」

「…苗字ですっ!別に悔しくないもん」


あーあ、完全に拗ねてるパターンや。こんなゲームに負けて拗ねる転校生ちゃんもまた可愛い。

堪らんくなって転校生ちゃんを後ろから抱きしめた。


「や、忍足くん…?何してっ、、」

「嫌やったら、やめる。」


可愛すぎて抱きしめたくなった。せやから、抱きしめた。それだけや。


「転校生ちゃんがホンマに嫌やったら離す。なぁ、どうなん…?」


今まで俺が口説いて落ちなかった女は一人もおらん。
だから、この時の俺は拒絶されるなんて全く思ってなくて…

転校生ちゃんの顎を掴んでキスをしようとしたその時。


「やだ。」

「え」


え、今何て?


「嫌っ嫌嫌嫌嫌っ!!」


…凄い拒絶ぶりや。

俺もどうしたらいいのか分からなくなって思わず吹き出してしまった。


「ぷっ…転校生ちゃん、ホンマ面白いわ。」

「忍足くん、まさか欲求不満なの?溜まってるの?」

「はぁ!?」


突然何言い出すねん、この子は…

そりゃ確かに、ここ一週間部活が忙しくてヤってなかったしオナってもなかったから溜まってはいる。
でもキスしようとしただけで欲求不満て言われるなんて…まぁ当たってるんやけど。



俺が呆気に取られていると転校生ちゃんは俺のYシャツのボタンを外し始めた。

そして、乳首を舐められる。


「なっ何してんねん!転校生ちゃん!さっき駄目言うとったやろ!」

「だから苗字だってば。キスは特別なの。…ねえ忍足くん、溜まってるなら手伝ってあげなくもないよ。」


何言い出すんや…この子は…。

ただ、俺の体も転校生ちゃんの舌に感じてしまっている。俺かて男や。もう止められへん。


「手伝ってや…」

「うん、いーよ。」


俺のズボンのベルトをカチャカチャと外す音がして、一瞬のうちに脱がされてしまった。

俺のを口に含んで、手も使って上手に愛撫する転校生ちゃん。その上手さに早くもイきそうになる。


「くっ…あっ、転校生ちゃん、上手いんやね…っ」

「だから苗字だってば。それにそんな上手くないよ私。」


嘘つけ。
俺も女いっぱい知っとるけどその中でもかなり上位に入るで。

転校生ちゃんは上手くないよと言いながら、強く吸ったり緩急をつけながら舐めてくる。


「ちょっ、タンマ…、」

「だーめ」


あかん、もう簡単にイかされる。そう思った瞬間だった。



〜♪



転校生ちゃんの携帯が鳴る。

転校生ちゃんは俺のビンビンに反り立ったちんこから口を離して携帯を見る。

あ、危ない…。早漏やと思われるトコやった…ま、ぁあのままイきたかったってのも本音やけど。



「もしもし…、え…?うん、そっか…。」


電話の向こうの話し声は低い男の声やった。


「うん、それだけは気をつける。わざわざありがとう。じゃあね。」


転校生ちゃんが電話を切った。何か分からんけど転校生ちゃんの深刻そうな顔が目に映った

俺は萎えたちんこをパンツにしまって、転校生ちゃんに問うた。


「転校生ちゃん、今の電話…何か訳ありなん?」

「忍足くんには関係ないよ。」


正直ショックやった。転校生ちゃんに俺には関係ないと即答されて。

まぁそれもしゃーないわな。事実転校生ちゃんと俺は今日初めて知り合って、それでたまたま転校生ちゃんが痴漢に遭うて、俺の家にたまたま居る…、それだけやから。実際はただのクラスメイトや。

別に特別な関係ではない。いつもと同じや。体だけの関係(に多分なる予定)。それだけや。

でも何故か、胸の中がモヤモヤしたままやった…。


「さて、忍足くん」

「ん、何や?」

「続きしよっか。」

「転校生ちゃん…」

「苗字です。」


萎えてたはずのちんこが、また勃ってしもたわ





20101008



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -