雅治が帰ってくるなり、あたしは雅治の制服のズボンと下着を下ろして、ぺニスにしゃぶりついた。


「名前どうしたんじゃ、今日はやけに積極的じゃな」

「ふぅっ…、んんっ」


今日の出来事を忘れたかった、って言ったら雅治はどんな顔をするのかな。


「あっ…、出るっ…」


雅治が一番好きなトコを刺激したら、あっという間に達した。口の中に流れてきた精液を飲み干して、雅治に抱き着いた。


「今日は甘えん坊じゃのう。」

「雅治…お願い…、」

「言われんくても分かっとる」


キスをして舌を絡ませて、雅治があたしの服を脱がせる。

胸をやんわりと揉まれて乳首を刺激されて、あたしは我慢出来なくなって自分から下着を脱いで雅治に跨がった。


「は、あっ…、気持ちいいっ…!」

「名前がこんな風にしてくれるなんて初めてじゃき、まーくん感激ナリ。」

「らってぇ…、雅治が、好きだからっ…」

「ククッ…。舌上手く回っとらんよ。俺が動くぜよ」


雅治に腰をガッツリと固定されて激しく突き動かされる。


「あ、んっ、ああっ、あっ…!」

「名前…愛しとうよ…」

「あっ、あたしっ…も、愛してる…!」

「あっ…」


あたしの中に雅治の精液が溢れて来る。

ねえ、あたし幸せだよ?雅治がこんなにも愛してくれて。でも、違うの。あたしはまだ侑士を愛してる。雅治の事は好きだけど、侑士もそれ以上に好きで、愛してる。雅治は、こんなあたしでも、一緒にいてくれるのかな?


「名前、何かあったんか」

「え…?」

「いつものお前と違うから心配してるんよ。」


雅治はあたしを優しく抱きしめてくれた。

昔みたいに無理矢理あたしを抱いたり浮気したりしなくなったし、他の人と一緒にする事もなくなった。

雅治はあたしをこんなに愛してくれてるのに、あたしはそれにちゃんと応えられていない。


「…忍足か?」

「…!」

「やっぱり…忍足がまだ好きなんか?」


ああ駄目だ。やっぱり侑士が好きなんて言えないよ。だって言ったら雅治はきっと…


「ううん、そんな事ないよ。あたしには雅治だけだよ。」

「本当か…?」

「うん。本当だよ。雅治、大好き…」


時間が経てばきっと、侑士の事は忘れられる…。ううん、忘れなきゃいけない。例え忘れられなくてもこの気持ちはずっと隠し続けなきゃいけない…。










時が過ぎて、あたし達は3年生になった。侑士とはクラスが別々になり、今度こそ全く接点がなくなった。

あたしは相変わらず侑士を好きではいたが、彼女と侑士の幸せそうな姿を見てると微笑ましくなる時もあった。

もう、大丈夫。あたしはあたしの大切な人と一緒に道を歩いて行こう…





「名前、起きんしゃい」

「うー…あと10分…」

「そんな悠長な事言ってたら間に合わんよ」


いつもと変わらないあなた、いつもと変わらないあたし。


「早く起きんと襲うぜよ」

「…ばか」


それでも、たまには一人で思い出させてください。

さよなら、大好きだった、あなた。





20110111

まだ終わらないよ



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