愛に堕ちる
※「誰よりも愛した人」続編、総司END別ver.
土方さんに裸で抱きしめられていた名前ちゃんを見た時は信じられなかった。裏切られたような気持ちにさえなった。
「沖田…さん…」
名前ちゃんは驚いていたけど土方さんは口元に笑みを浮かべて余裕そうな表情をしていた。まるで僕が来るのを分かっていたかのように。
今すぐに土方さんを殺してやりたかったけど、新撰組内で私闘は厳禁だからなんとか怒りを沈めて言った。
「土方さんとりあえず出て行ってくれません?ここは僕と名前ちゃんの家ですから」
「…ああ。邪魔したな。」
焦っている僕とは裏腹に土方さんの余裕のある笑みが気に食わなくて僕は拳を痛いくらいに握り締めた。名前ちゃんは裸のままで僕を見ている。
―――そんな顔しないでよ、僕が惨めになるだけだから。
震える名前ちゃんの頬にそっと触れればびくりと反応して、涙をぽろぽろ溢れさせた。
「どうしたの、そんなに泣いて」
「沖田さん…、私、私…」
「土方さんに何か言われたの?」
あくまでも優しく、名前ちゃんを壊してしまわないように優しく聞いた。君の言葉次第では、僕はまだ君を優しく抱きしめられるような気がしたから。
「土方さんは、私だけを見てくれると言っていました…」
「それが何?僕だって…僕の方が名前ちゃんの事思ってるし、名前ちゃんしか見てないよ」
「嘘…、沖田さんには女の人がいっぱい、いるじゃないですか…」
「名前ちゃん、聞いて」
「嫌です!土方さんは私だけを見てくれると言ってました!何で沖田さんは私を見てくれないんですか…っ!?」
それ以上聞いていたくなくて、名前ちゃんの頬を殴った。
名前ちゃんは左頬を押さえて泣きながら僕を見ていた。女の子に手を上げるなんて、と思ったけれど今の僕はそんな事も考えられないくらい怒り狂っていた。名前ちゃんの体に跨がり、両手を寝間着の紐で縛って身動きが出来ないようにしてあげた。
「沖田さん、何を…っ」
「そんなに土方さんがいいの?それなら土方さんの事なんてもう考えられないように調教してあげなきゃね」
「ひっ…!」
名前ちゃんのソコにいきなり指を入れて掻き回した。さっき土方さんにしてもらったせいか中はまだ濡れていて僕の指の滑りを難無く受け入れた。
顔は怯えてるくせに気持ち良く喘いじゃって…。やっぱり淫乱な子だ。僕がしっかり分からせてあげなきゃ。
「名前ちゃんは僕だけのものなんだから…」
「あ、あっ、やぁ、おきた、さんっ…」
嫌がってるくせに濡らして、乳首を立たせている名前ちゃん。その乳首はもっと刺激が欲しいと誘うように主張していて、我慢出来ずに口に含んだ。
ちゅぱっ、ちゅ、と強く吸ってあげれば弓なりに体を反らして反応する。その姿が堪らなくて、もっと厭らしい姿が見たくて、名前ちゃんの乳首を軽く噛んだ。
「ひゃ、あっ…!痛い、れす…っ」
「痛いのも好きなくせに。ねぇ、名前ちゃんのココぐちゃぐちゃだよ?すごい音してる。ほら、聞こえる?」
「ぁっ、ぁんっ、あ、あっ…、沖田さ、もう、だめぇっ…!」
「…イっちゃうの?まだ駄目だよ。」
達する寸前のところで中から指を抜いて、乳首を弄っていた口を離した。
名前ちゃんはイきたくて堪らないんだろうけど、まだ駄目。もっと僕を求めて、僕でしか感じない体にしてあげたいから。
―――僕の事しか考えられないように、その体に僕の全てを刻み付けたい。
ただそれだけ。名前ちゃんが僕だけしか求めなくなるように。
「ヒクヒクして苦しそうだから舐めてあげるよ」
厭らしい汁が溢れて止まらないソコをぺろりと舐めれば名前ちゃんは悲鳴を上げる。
この声を土方さんにも聞かせたのかと思うと、殺したくなるくらい怒りが込み上げて来る。
もちろん名前ちゃんだって…。殺したくなるくらい愛してる。いっそ殺してしまえば名前ちゃんは永遠に僕のものになる。僕だけの名前ちゃんになってくれる。
でも名前ちゃんを抱けなくなるのも、可愛い声を聞けなくなるのも嫌だから今はこの程度で我慢してあげる。でも、もし次があれば…
「名前ちゃんのココ、舐めても舐めても厭らしい汁が止まらないよ」
「ふぁっ…、あ、あ、沖田さんっ、」
「まだイっちゃ駄目だよ。僕も気持ち良くさせて」
着物の前を広げ名前ちゃんの顔の前に反りたったモノを出せば、いつものように名前ちゃんはそれを舐めてくれる。奥までしっかりくわえて、美味しそうに舐める名前ちゃんにひどく興奮して、名前ちゃんの頭を掴んで腰を振った。
「あ…っ、上手だよ…、このまま、出すから…っ」
「ん、んん、」
「あぁ…っ、出る…っ!」
名前ちゃんの口の中に精液を吐き出した。「吐き出したらお仕置きだよ?」と言えば従順な名前ちゃんは精液を飲み込んだ。飲みきれなかった精液が口から零れて、すごく厭らしい。
「可愛いよ、名前ちゃん。僕の、欲しいでしょ?」
「はい…っ、欲しいですっ…。沖田さんの大きいのを名前にください…」
「いいよ。いっぱいあげる」
名前ちゃんの腰を掴んで思い切り突き上げれば厭らしく喘いだ。僕が受けた苦しみは腰を強く打ち付けただけじゃ消えなくて、何度も何度も子宮が壊れるんじゃないかってくらい激しく突き上げた。
「あ、あ、あっ…!沖田、さん…っ」
「そんなにだらしなく喘いじゃって…、もっともっとしてあげるからね…っ」
名前ちゃんの体をくるりと反転させて四つん這いにしてまた激しく律動した。
名前ちゃんは恥ずかしいのが最初は嫌がっていたけど、時期に淫らな声を上げて大きな声で喘ぐようになっていた。
「名前ちゃんのここに、いっぱい出してあげるね…っ」
「ぁっ、ぁあんっ、ひああっ…!」
「はぁ…っ、出るよっ…!」
奥に届くように射精した後も何度も律動して、その擦れる感覚でまた勃ち上がって、何回も名前ちゃんの中に精子を出した。
「名前ちゃんの中…、僕の精液でいっぱいだよ…っ」
「あぁ、あっ、沖田さ、もう、やめてっ」
「まだまだ、やめてなんかあげないよ…!」
「も、壊れちゃうっ…」
「壊れちゃえばいいよ。僕の精子しか欲しがらないようにしてあげるから…」
何回目かも分からない射精をして、僕は名前ちゃんの縛られた腕を舐めてあげた。
「沖田さん、これ、外してください…」
「駄目だよ。こうやって縛っておかなきゃ名前ちゃんは僕から離れていっちゃうんだから」
彼女は泣いていたけど、その涙を見て僕は背中がぞくりとして、何とも言い難い快感を感じた。
「うっ、うっ…、ひじかた、さん…」
僕に揺さぶられている間に、彼女はだんだん土方さんの名前を呼ぶようになった。それが気に食わなくて彼女の顔をまた殴った。
「名前、名前…、僕を見て、僕だけを…
僕を見てよ!!」
名前は驚いたような悲しそうな顔をしていたけど、その顔がまた気に食わなくて彼女の唇に噛み付くようなキスをした。
「もう土方さんの事も、誰の事も考えられないようにしてあげるよ…。名前、愛してる。僕には君しか居ないんだ…」
それからしばらくして、僕は京から遠く離れた町に家を借りた。
新撰組からは離隊して、今は名前と二人でこの町に暮らしている。
「名前、ただいま。いい子にしてた?」
「はぁっ…、ぁ、そう、じさん、早くぅ…っ」
「やれやれ、名前はいけない子だね。僕が居ない間に一人で弄ってこんなに汁を垂れ流しているなんてね」
柱に縛りつけた名前の腕。赤く鬱血していて、それが堪らなく綺麗だった。
名前は僕に毎晩抱かれ続けているせいか、僕が稼ぎに出ている間は浅ましくもこうやって自ら自慰をしてその欲を満たしている。でも自分の指だけじゃやっぱり足りないらしくて、僕が帰ってくればこうして僕を求めて浅ましくおねだりをする。
「総司さん、の、早くちょうだい…っ」
「ちょうだい、じゃないでしょ、名前」
「総司さんの、ください…っ、中が熱くて、堪らないんです…っ」
「ほんと、厭らしい子だ」
着物を脱いで濡れきった名前の中に挿入してあげれば名前は喜んで僕のを受け入れた。快楽に狂い、厭らしく僕だけを求めて鳴いた。
「あっ、あ、総司さん、気持ちいい…っ」
「名前は、僕だけのものだよね…?」
「はいっ、名前は、総司さんのもの、です…っ」
「僕が居なきゃ駄目だもんね…?」
「はい…っ、総司さんが居なきゃ、死んじゃう…!あぁあーっ…!」
僕は名前が居れば、他には何もいらない。何も望まない。
名前も、僕だけに狂って、僕だけに堕ちてしまえばいい。
20111225
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