ブンちゃんはどうしようもなく甘えん坊で、どうしようもなく寂しがりやな男の子だ。独占欲が強くて癇癪を起こしやすくて、今だってホラ、終電で帰って来た私を床に突き飛ばして詰問している。 「ブンちゃん、ごめんなさい…、電車が遅れてて」 「言い訳は聞きたくないんだけど。てかさ、門限何時か分かってんの?」 私がブンちゃんに無理矢理決められた門限は夜の12時。そして私が帰ってきたのは12時20分。本当は12時前に家に着く予定だったのに電車が遅れていたせいで12時を過ぎてしまった。 ブンちゃんは理不尽だ。どんな理由があっても門限を破れば激しく私を罵倒し、自分の気が済むまで殴り続ける。 殴られるのはいつまで経っても慣れない。心も体も痛くなって、悲しくなる。 「お前は俺の女なんだから、俺の言うことだけ聞いてればいいんだよ…!」 「ひゃっ…!」 顔を殴られてお腹を蹴られた。私に馬乗りになってひたすら殴り続けるブンちゃん。あーあ、これじゃ明日は学校行けないな。大学に入ってからもう何回目だろう。殴られた顔を隠しきれなくて授業を休むのは。 「何で何で何で…!お前は何で俺の言う事聞かねーんだよ…!」 「か、はあっ…」 「俺はお前を愛してるのに何で分かってくれないんだよ…!」 「は、んっ…」 突然、ブンちゃんにキスをされた。乱暴で深いキス。舌をひたすら舐められて、噛み付くようなキスだった。 着ていたブラウスも乱暴に脱がされてボタンがいくつか飛んでしまった。ブラジャーもあっという間に外されブンちゃんに激しく胸を揉まれた。 「ひゃう…っ」 「乳首立ってんじゃん。俺にこうされて嬉しい?」 「うんっ…、気持ちいい…っ」 「名前はドMだもんな?もっと虐めてやるから足開けよ」 乳首をぎゅっと摘まれて指の先でぐりぐりと潰されそうになるんじゃないかってくらいの力を入れられた。生憎私の体はブンちゃん用に開発されていて、いとも簡単にブンちゃんの乱暴な愛撫に反応してしまった。 「あっ…あんっ…」 「まんこもトロトロだぜ?ほら、もっと開けって」 ブンちゃんの指が私の割れ目を沿って中に入れられる。いきなり2本の指を入れられたけれど乳首の愛撫によってもう濡れてしまっていて、痛くもなんともなかった。むしろ指が中を擦る度に気持ちいい。ブンちゃんの愛撫は乱暴だけど私を知り尽くしている。 「ああ、あ…んっ、」 「ほら、もうグッチャグチャだろぃ?」 「はあっ、ああんっ…!」 「ああ…堪んねぇ…名前のまんこにもう入れたい」 ブンちゃんは素早くズボンと下着を脱いで私の割れ目に大きくなったペニスを擦り付け、一気に貫いた。 「ああぁあんっ…!」 「入れただけでイったのかよ?さすが淫乱名前だな…、他の男にもこうやってヨガり狂ったのかよ?」 「ちが、あぁん…!」 「俺の事馬鹿にしやがって…、お前にはたっぷりお仕置きしてやらねーと、なっ!」 子宮がおかしくなっちゃうんじゃないかってくらい、奥を激しく何度も突かれて、私はその度に何度も何度もイってしまった。 「あ、ぁあんっ!ブンちゃ…、もうだめぇっ」 「男のチンポ大好きな淫乱名前には俺の精子いっぱい注いでやらねーとなあ?」 「あっ、だめっ、ブンちゃん、中は…!」 「もう、遅ぇよ…!はあ、うぁっ…!」 「きゃぁぁっ、ん…!」 中にたっぷりと精液を注がれ、更にそれを逃がさないように何度か腰を奥に打ち付けるブンちゃん。満足そうに笑うとペニスを引き抜いてそれを私にしゃぶらせた。 「歯立てたらまた中出ししてやるからな」 「んう…、ん、んっ…!」 歯を立てないように、唇をすぼめて舌も使って一生懸命奉仕する。………私もなんだかんだ言ってブンちゃんが好きなのだ。好きだから愛おしくて、ブンちゃんに気持ち良くなって欲しくて一生懸命愛撫する。 「はあ…っ、イク…っ!」 口の中に精子が注がれ、私はそれが嬉しくて夢中で飲み込んだ。 「好きなんだよ、お前の事愛してんだよ…、分かってくれよ…!」 ブンちゃんは私に抱き着いて泣きながら、私の胸に顔を埋めた。 「ごめんな、ごめんな…」 私は自分の腕の中にいるブンちゃんの頭を撫でてぎゅっと抱きしめた。 「大丈夫。私、ブンちゃんのこと好きだよ」 結局は私もブンちゃんを愛していて、殴られても蹴られても離れないのは私がブンちゃんに依存しているから。ブンちゃんと離れる事をブンちゃん以上に私が恐れているから。 あなたが私の側を離れるなら、私はあなたを殺してしまうんじゃないかって。 逆に私があなたから離れる時も私はあなたに殺されるんじゃないかって。 そんな気持ちでさえ幸せに感じる私はもう完全にあなたに囚われてしまっている。 殺したいくらい、愛してる。 (ただ、それだけ) 20111123 ←→ |