偶然にも隣の席だけど、ただのクラスメイト。あたしと白石はそれ以上の何物でもなかった…はず。


「ほら見てみ。俺のちんこ、もうこんなやで」


何であたしは白石のペニスを口に無理矢理捩込まれているのだろう。


「ん、んっ…」

「裏筋も舐めろや」

「んー、ん、ぐっ、」


いきなりペニスを喉の奥に突き付けられて、頭を抑えられた。これイマラチオってやつだよね?前にAVで見たことがある。でも処女の私にはいきなり刺激が強すぎる。男性器を生で見るのも初めてだというのに。


「苦しそうな顔、堪らんなあ

「んー………っ、はあ、げほっ…」

「あー…その涙目アカン。もう入れたい」

「やっ、ちょっと…!」


無理矢理あたしを教室の床に押し倒し脚をM字に開かせる。こんな格好した事すら無くて、あたしはもう羞恥心でいっぱいいっぱいだった。パンツの脇から無理矢理ペニスを入れようとする白石はあたしのその様子を見て楽しそうに笑っていたけど。



信じられないくらいの質量のものがあたしの中を押し上げ入ってくる。ミチミチと音がして裂けそうなんじゃないかってくらい痛い。

しかし悔しいことにあたしは既に濡れまくっていて、白石のペニスをわりとスムーズに受け入れてしまった。痛みは相変わらずだけど、熱を持って繋がった部分がやけに熱く感じた。


「さっすが処女まんこ、やな…っ、食いちぎられそうや」

「あっん、動か、ないでえっ」

「それは無理やで…、気持ち良すぎて腰止まらんわ…」


あたしの脚を掴んで容赦無く奥まで突いてくる。一番奥を突かれた時に不覚にも気持ちいいと思ってしまった自分を殺したくなった。もちろん目の前にいる白石も。

あたしはただ普通に恋愛して普通に彼氏を作って…こういう事だって好きな人としたかった。けれどもう叶わない。


「さいてー…っ、」

「何とでも言いや。その最低男にちんこぶち込まれて感じる名前ちゃんは相当淫乱なんやな」

「ちが…、ああっ!」

「奥が好きなんやろ?あとこうやってクリ触られたらもっと感じるやろ?」

「あ、んんっ、ひあっあああっん!」


クリと中を同時に責められてあたしは好きでもないヤツにイかされてしまった。白石は気を良くしたのかあたしの乳首を舐め回しながら再び律動を始めた。


「ああ、ん、だめえ…っ、あんっ、きもち…っ、」










今、あたし何て言った?

こんな奴に突かれて気持ちいいと、言ってしまった。


「だんだん正直になってきたな…、さてと、そろそろラストスパートやで」


白石があたしの片足を肩にかけ激しく奥ばかりを責め立てる。ごりごりとペニスの先っぽが子宮を突く。これはさすがに気持ち良すぎる。あたしは白石の言う通り、淫乱な女なんだろうか。


「あー、あかん、イきそうや」

「ひあ、ん、ああ!あんっ、あああっ」

「精子奥まで流し込んだるからな…っ」

「ああ、だめ、だめ白石…!」


乳首とクリを同時に指で責められて奥まで突かれて、もうあたしの思考はぐちゃぐちゃ。正直中で出すとか出さないとか、あたしにはそんなこともう考える余裕もなかった。


「なあ名前…、ちんぽ気持ちいいって言ってみ」

「はあ…、ああん、やだあ…!」

「もっと突いてーって、言ってみ?」


ああなんてこの人は策士なんだろう。もうあたしには白石のペニスを拒否出来るわけなんてないのに。


「白石の、おちんぽで…もっといじめて…!奥までおちんぽ突いて…っ熱い精子ちょうだい…っ」

「上出来や。ほな、望み通りにしたらな」


先程よりもピストンは激しさを増して、その刺激に耐えられずあたしは白石のペニスを締め付けた。するとペニスが膨らんできて一番いいところを何回も擦られる。


「ああ、ん、そこ、きもちい…っ!も、イっちゃうよぉ…!」

「俺も、出る…っ」

「ああ、ひああ、ああんっ、熱いの、出てるよぉ…」

「…はあっ、まんこヒクヒクしとる」


射精したあと白石は零れた精液をあたしの膣の中に逃がさないように指で入れた。あたしは急に我に返って、とんでもない事を言ってしまった事に気付く。


「あの、白石…、さっきの、忘れて…?あたしもこの事誰にも言わないから」

「さっきの?」

「あたしが…その、言ったこと…」

「ああ。別に誰にも言わんて」


情事中は濃厚だったのに対して事後は案外淡泊な白石にホッとした。そう、あたし達は何てことないただのクラスメイト。それ以上でもそれ以下でもない。


「なあ名前…」


白石はあたしの手を取って、切なそうな顔をしながら指を絡めてきた。


「誰にも言わんから、少しだけこうさせてくれへん?」


白石は繋がれた手を引いてあたしを抱きしめた。まだちゃんと着れてないYシャツから出る肌と肌が当たって、触れてる部分が暖かかった。


「しら…いし?」

「…何か変なんや。お前が他の男ともこんなんするんかなーて思うたら胸が苦しくなる」

「え…っ」

「誰かのモンになるんかなって思うとこのまま離したくなくなるんや」

「ちょっと、何言ってんの…?」


震える声であたしに話す白石。何故かあたしも離して欲しくなくなって、白石の背中に手を回して抱きしめ返した。





これが恋なのかまだ分からないけど…少なくともあたしはもう白石の事を最低な奴だと思わなくなったのは事実だった。


「…好き、なんかな」

「…あたしも」


あたしも、好きかも。





20110829




- ナノ -