彼氏にフラれた。 勢いでここに来てしまった。 そして今、私は… 「男にフラれてチャラくなるって何や定番やな」 「うるさい、あんたもヤりたいくせに」 「まあ否定はせえへんけど」 昔のセフレに会った。 胸元の露出度が高いトップスにかなりギリギリの丈のショーパン。髪もぐりんぐりんに巻いてカラコンもして、久しぶりに派手な格好で夜の街を歩いていた、私。 彼に会ったのは本当に偶然。侑士は同僚との飲み会帰り、私はナンパ待ちで派手なネオン街に居た。侑士なら一度体を交えてるし彼のセックスはかなり良かったから、自然と私の足は侑士について行った。侑士も侑士で帰りのタクシーの中でキスしてきたり太ももを撫でてきたからそのつもりなんだって思ったし。 「それにしても久しぶりやなあ名前」 「そうだね。…ね、もう、しよ?」 「可愛いおねだりも相変わらずやな」 侑士の股間を摩りながら上目遣いで胸を寄せてセックスを懇願した。 侑士はニヤリと笑って自分のズボンとボクサーパンツを脱いだ。ネクタイを解いてYシャツの前だけはだけさせると、私の顔を自分のペニスに近付けた。 「舐めて」 「ふふ、いーよ。相変わらず大きいね…興奮しちゃう」 久しぶりに見る侑士のペニスは相変わらず大きくて私の口の中に収まりきらない。舌と手で丁寧に激しく愛撫すると侑士が吐息を漏らした。この反応が堪らなくて更に奥までしゃぶると侑士の先っぽから先走りの汁が染み出てきた。 「ふ、んんっ、侑士のおちんぽ、美味し…」 「は、あ…っ、今めっちゃ恥ずかしい事、言ってんで?」 「フェラしてたら興奮してきちゃったからぁ…っ」 「困ったお姫様やな。ほら、足広げてや」 ペニスから口を離され、足をM字に開かされた。ショーパンを脱がしてパンツの上から擦られるのが堪らない。侑士ほんと上手い。 「ひあ、あんっ、直接触ってぇ…!」 「ええで」 既に濡れていたそこに指を突っ込んで汁をクリトリスに塗られた。指を上下に擦られる度にイきそうになる。気持ち良すぎておかしくなっちゃいそう。 「クリちゃん皮剥けてビンビンになっとる」 「はあ、ああ…んっ!」 「ん、イったんか?」 息を切らしながら無言で頷くと侑士は意地悪く笑っておまんこの中に指を埋めた。 最初から激しく掻き回されてGスポットを刺激される。ああ気持ちいい。侑士上手すぎ。 「あ、ああんっ、きもちいっ…」 「今度はイク時はイクって言わなアカンよ?」 「ふ、やぁっ、んっ、ああ、イク…!」 「イってええで…!」 同時に潮まで吹いて侑士の手を汚してしまった。だって気持ち良すぎなんだもん侑士の手マン。 イってすぐ私は自分で服を捲り上げてブラをたくし上げた。胸を揉んで乳首を摘んで侑士を見れば、もう完全な雄の顔をしていた。 「名前エロ過ぎやで…?おっぱい触らせてや」 「ん、さわって…」 余裕そうな顔とは裏腹に侑士は胸を激しく揉んできた。たまに摘まれる乳首が気持ち良くて思わず声が出る。その度に侑士は何度も何度も違う方法で乳首を攻めてきた。 「ああ、ん、あっ」 「乳首コリコリしとる。ヤラシイなあ」 「だってぇ…、侑士上手いんだもん…っ」 「ほんま可愛ええ乳首や」 ちゅ、ちゅぱっ、ちゅ、 侑士は舌技も凄い。唇で乳首を挟んで舌で先端を舐めて、もちろん空いた両手で胸を揉むことも忘れない。音を立てて乳首をしゃぶる侑士は赤ちゃんみたいなんだけど、侑士の妖艶な上目遣いを見たらとても赤ちゃんには見えなくて。 子宮が、疼いた。 「ゆうし…、もう入れて?」 「俺のこれ欲しいんか?」 反り返るほど勃起している侑士のペニスは官能的で、私は恥じることなくクリトリスをペニスへ擦りつけた。 「あ、あんっ…!」 ずぶずぶと入っていく大きな侑士のペニス。でも侑士は何故か腰を引いて、いとも簡単に抜けてしまった。 (意地悪しないでぇ…っ) 侑士は私の心の声を悟ったのか、自分でペニスを扱いて私を誘った。 「名前はほんまヤラシイ子やな…。欲しかったらもっとヤラシく欲しがってみ?」 侑士のその言葉を聞いて扱いているペニスの先端を舐めて上目遣いで侑士にねだった。 「おっきいおちんぽ入れて…?」 「マンコもうぐちゃぐちゃなん?」 「うん、さっきのと、あとおっぱいが気持ち良すぎて…。ね、名前のまんこもうぐちゃぐちゃなの…、侑士のおちんぽ欲しいの…っ」 「ええ子や、ご褒美あげんとな」 「あああぁっ…!」 M字に大きく開いた足の間に侑士が入ってきて一気に貫かれた。 容赦なく打ち付けてくる腰も、中で暴れ回ってる侑士のペニスも、色っぽい顔も、全部堪らない。 子宮がまた疼いて侑士を締め付ける。 「締め付けすぎやって…、」 「ん、ああ、ら、ってぇ、気持ち良すぎちゃ…ぁあんっ!」 「もうイったんか?」 「はあ、はぁ…、ん、」 だって侑士のペニスが良いところしか刺激してこないから。奥も好きだしGスポットが擦れるのも好き。とどのつまり、チンコが中に入ってれば何でもいい。侑士限定だけど。 「俺ら相変わらず体の相性バッチリやな」 「ふぁ…、ん、侑士、いつものして…」 「ええよ。尻こっち向けて」 正常位も好きだけどやっぱりバックが一番いい。奥まで当たるし、犯されてる気がして堪らない。 「あぁん…、入って、くる…!」 「ほんま淫乱やな、名前は」 「はぁ、あ、あんっ、きもちいいっ…!」 「さすがに俺も保たへんわ…、名前どうして欲しい?」 侑士がわざと奥を突かずに緩く腰を動かし始めた。これは侑士が出したい合図。でもお願いするのは決まって私から。 侑士の方を向いて涙目でお願いするのがお約束。 「侑士のおちんぽでイかせて…っ、もっと奥、ぱんぱんして…っ!」 「ほんま可愛ええ。名前の可愛ええマンコイかせたるからな」 覚悟しときや。 そう言った瞬間侑士のピストンが急に激しいものに変わって、奥を突き上げてくる。 「はあぁっ、あん、ああっ、ん、奥、きもちい…っ」 「はあ…、っ、もう、イク…っ、イってええ?」 「ふあ、あ、い、よ…、一緒にイこっ?あ、もう、イクっ」 「んっ、ああっ、俺も、イク…っ!」 中に精液が注がれて、侑士はペニスを私の口元に近付けた。このお掃除フェラも私達のセックスの基本的な後戯。苦い精子も侑士のなら苦じゃない。 「はあ…っ、気持ち良かった…」 「俺も。やっぱ名前の体は最高やで」 「嬉しい。侑士、また名前といっぱいエッチしてくれる?」 「そんなん当たり前やん。名前に彼氏が出来て寂しかったんやから」 社交辞令なのだろうけど今の私には嬉しい言葉だった。私は侑士に、侑士のセックスに依存してたから。 だから彼に振られてしまった。侑士のペニスじゃないとイけなくなってしまった体を、彼は必要としてくれなかったから。 「なんならしばらく泊まってってもええけど」 「ほんと!?実は行くとこなくて困ってたんだ。ラッキー」 「仕事は?してへんの?」 「うん、辞めてきちゃった」 振られて家を追い出されて路頭に迷ってた私が侑士と再会したのはたぶん運命だったんだと思う。だって今までの彼氏やセフレより断トツで侑士のセックスが好きだったから。まさか侑士に一発目で会えるなんて思わなかったから。 「なら俺んちに永久就職やな」 「は?」 「ああ、今は分からんでもええよ。それよりもう一回シよか」 「…うん。シて?」 それからしばらくして私が忍足名前になったのは言うまでもない。 (新婚生活、毎日エッチばっかで腰が痛い…。まあ、拒否らない私も私なんだけど) 20110531 ←→ |