なんで、どうしてこうなっちゃったんだろ。





「ふあ、あっ、きり、はらせんぱっ…!」

「…うるさい、黙って」


私を見下ろして手で口を塞ぐ切原先輩。目は充血して赤くなっていた。





切原先輩が彼女と別れた。それはもう学校中が憧れる美男美女カップルで、仲も凄く良くて、私も羨ましかったほどだ。

彼女と別れてから切原先輩は練習にも身が入らず、真田先輩や幸村先輩が悩んでいた。ただのマネージャーの私には何も出来ないかもしれないけど話聞くくらいなら出来るし。そう思って部活が終わった後部室に切原先輩を呼び出した。

最初は普通に話を聞いていたんだけど、いつの間にか鍵をかけられていて押し倒されていた。


「乳首感じやすいんだ?」

「ち、ちがあ、あっ」

「喋れてねーし」

「ひあ、いたぁ…!」

「嘘だろ?こんなに硬くして喜んでるのに」


切原先輩に乳首を強く引っ張られる。もう片方は先輩の口に含まれて舌でコロコロと転がされる。痛かったのに乳首は次第に硬くなっていった。

乳首から口を離され先輩の手はスカートの中へ入る。パンツの上からクリトリスを刺激されて思わず体がビクリと跳ねた。


「ひあっ…!」

「もっと気持ち良くしてやるよ」


パンツを脱がされて切原先輩はソコに顔を埋めた。舌が中に入ってきて鼻先でクリトリスを刺激される。


「ん、ちゅ…っ、まん汁凄い溢れてくる…。」

「ふあぁっ、しゃべ、ちゃ駄目…!」

「ヒクヒクしてる…、イきそう?」

「あああっ、ひああっ!」


ぷしゃあ、と潮を吹いて私は呆気なくイってしまった。切原先輩の顔が私の出したモノで濡れてしまっている。お、怒られるかな…?

ところが切原先輩は口端を上げてニヤリと笑うとズボンを下ろして大きなペニスを私のクリトリスに擦りつける。


「あ、んああっ」

「…欲しい?」

「んん、やあっ…」

「嫌だったら何でこんなに濡らしてんだよ。俺のちんこが欲しいって可愛くねだれよ」

「嫌…っ、ああっ!」


擦り付けるスピードが段々早くなってまたイきそうになる。


「ひああんっああっ…っ、………え?」


切原先輩はイク寸前に急に腰の動きを止めてしまった。物足りなくて疼く体。本当はペニスを入れて欲しい。でも、そんなこと言えるはずがない。


「ほら、言えよ」

「…」

「こんなヒクヒクしてんのにまだ言えねーの?」

「ひあぁんっ!あ、せんぱ、い、も、入れてくださ…いっ!」

「…何を?」

「せん、ぱいの、おちんちん、入れてください…!」

「へーい、合格」


中に切原先輩のペニスが入ってきた。いきなり激しく腰を打ち付けられて、快感でおかしくなりそうだった。


「ふ、ああっ…、きもち、い…!」

「ん…、俺も…」

「ひあぅっ、う、い、っちゃう…!」


がつがつと奥まで突かれて、イきそうになった時にクリトリスを摘まれた。二つの快感に私はまた潮を吹いてしまった。

切原先輩は手についた私の液体をぺろぺろと舐めてまた律動を再開した。



私の体、どうしちゃったんだろ。最初は嫌だったはずなのに今では先輩のペニスが気持ち良くて堪らない。もっとして欲しいって、体が疼いてしょうがない。


「せんぱっ、奥、イイっ…もっと、してください…っ」

「いいぜ…っ、おらっ…!」

「ひあああっ!あんっ、も、らめぇ…っ!」

「あっ、俺、も…、出る…!」


びゅく、びゅる。

切原先輩の精液を中に感じながら整わない息を必死に落ち着かせた。

先輩は制服に着替えて私の精液を拭いて、制服を着せてくれた。………目の充血は、引いていた。


「…ごめん」

「別に…大丈夫です。怖かった、けど…」

「マジでごめん…」

「大丈夫ですって。それより、先輩の方こそ、大丈夫ですか?彼女のこと…」


彼女の名前を出した途端、先輩の顔が曇った。やっぱり、まだ好きなんだ。


「私今日その相談に乗ろうと思ってきたんですから」

「あのさ、その事なんだけど…」


その瞬間。急に切原先輩に腕を引かれて抱きしめられた。何が起こったか最初は分からなかったけど、どうやら切原先輩は少し泣いているようだった。


「相談なんか、ない。でも…今は、慰めて。」

「…わかりました。」

「やっぱ今だけじゃなくて明日も。明後日も…、いやこれからずっと…。名前。」

「…わかりました、赤也先輩。」


切原先輩を抱きしめながら考えたこと。私がこの人を慰めてあげよう。今日も明日も、ずっと。そう思った。





全ては、あなたがまた笑って過ごせるように。
(本当は少し、あなたのこと好きだったんですよ。)










20110511



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