「そうだったのか。ところで銀時、攘夷志士にならないk「じゃあ人探しの依頼をうけようと思いまーす」


「人の話を聞けぇええ!!さっきから人がせっかく攘夷志士に誘ってやってるというのに、毎回毎回無視して!!お母さんはそんな子に育てた覚えはありませんんん!!」


「誰がお母さんかああっ!!」



ズガガガガ、という音は銀時が桂の首根っこを掴み、玄関まで引きずるものである。そしてそのまま、桂は万事屋の外へ追放されました。

残されたのは銀時とエリザベスと千緒。ソファーに座ってたエリザベスは、むくりと立ち上がって、何処からか包みが綺麗な箱を取り出した。それを慎ましやかにテーブルに置いた。
プレートには


[お邪魔しました。京のお土産です、どうぞ]


と、書いてあった。
エリザベスはそのまま、玄関に向かって、出ていった。



銀時が部屋に戻ると、最後に残った千緒とがっつり目が合った。千緒は、苦笑いをした。



「依頼については明日聞いてやらぁ。今日はもう営業時間外だ」



暗に千緒は銀時が「帰らないのか」と言ってるのがわかった。

でもよくよく考えると、ここがもし"自分のいる世界と違う"としたら、住む場所は勿論、戸籍も何もないじゃないか?あとお金も。



「あの…えと…今夜…いや、少しの間、私をここに置いてくれませんか?」



銀時に稲妻的衝撃が走った。





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