お。」
AM.4:30(早いよ…)
デイシャが神田と緋彗を起こしにきた。扉を開けた瞬間、家具の豪華さに言葉を失う。そしてベットに目を向けると目が輝き、ニヤリと笑った。
「やっぱり朝のドッキリと言えばコレじゃん。」
キュポッと手にしたペンの蓋を外す。そして、
「ジャンクにするよ。」
「殺す。」
「Σ!」
忍び足でよっていくと強烈な一言。
『スー…スー…。』
「寝言かよ(汗)(やっぱ仲良くゲジマユじゃん。)」
と言いながら神田の顔に手を延ばす。
パシッ
「なんのつもりだデイシャ(殺)」
神田の眉を太くしようとした瞬間、腕を掴まれた。
「いや、気分よく二人を起こそうとしただけじゃん。」
どこがだ。
「つーかホント仲良いな。」
「…
通りで腕が痛いと思ったわけだ。」
神田の腕にしがみついて、すよすよと寝ている緋彗。
それをデイシャが落書きしようとした時、
スコンッ
後ろの壁にナイフが刺さる。デイシャの頬に赤い線が浮き出だ。
「あっぶねぇ…(滝汗)」
「ん〜…すーぱー…。くー…くー…。」
どこぞの海パンリーゼント(フラ◯キーね)のマネをする、爆睡緋彗。
「自らの危険を無意識に察知したんだな。」
「殺し屋って危険じゃん…。神田起こせ。オレ、あんなの起こすの無理じゃん。死ぬ。」
「むぅ…。」←あんなの
神田はデイシャに死ね。と一言言ってから緋彗を揺り動かした。
「ぼくねむいの…。」
「うるせェ、テメェがさっさと寝ねェからだろーが。」
「あい。」
「さっさと着替えろ。」
「あい。」
「早くするじゃん。」
「あい。」
『(かわえぇ…。)』
目をつぶりながらノソノソとベットから下りる。
「りゅかぁ…ふくとって…。」
『!』
銀のゴーレムが籠から出てパタパタと飛んで白いワンピースを持っていく。渡すときにゴーレムは緋彗の耳を思いきり噛んだ。
「Σいたっ!いった!うわぁ〜…ちぃでたってこれ。」
耳を押さえる。どうやら目が覚めたようだった。
「あ〜…ゆーくんにでいしゃ…。おはよ…。ほっぺ、けがしてるよぉ?」
デイシャの頬に触れると一瞬傷が光って消えた。
「治った…。」
「ありがとな。(緋彗のせいだけど。)」
「あい。りゅか…はうす。」
ゴーレムは籠に戻った。
「緋彗。あれは…?」
「りゅかだよ。くろすがやるって。」
と着替えながら答えて来たので、神田はデイシャを追い返してから脱衣所で着替えた。 ←→ page: