「ねえねえ染岡くん!僕、次に生まれ変わるとしたらなにがいいかなあ?なにに生まれ変わったら染岡くんとずうっと一緒に居られるかなあ?」 「はあ…?知らねえよそんなん。」 「やっぱり服かなあ…でも正直服なら下着の方がいいし、あっ、今染岡くんが使ってるフォークでもいいなあ…そしたら染岡くんはマイフォークでエコな人になってね、僕しか使っちゃ駄目だからね!」 「吹雪…。俺がいま何してるか言ってみろ。」 「スパゲッティ食べてる。もちろん、そんな染岡くんもすっごくかわいいよ!あ、口にソースついてるよ。」 「……っおまえ!と、とるにしても他に方法があんだろ方法が!ったく…。そうだよ、飯食ってんだよ、メ・シ!それなのに変な話聞かせやがって…。落ち着いて食べれねえだろ。」 「あーっ!そうだ、なんで気づかなかったんだろう…。食べ物になれば染岡くんとひとつになれるんだ…。そしたらそれこそずうっと一緒!でも困るのはそれを一回しか体験できないことかなあ…。」 「…はああ。吹雪、いいかよく聞け。俺とずっと一緒に居れる完璧なもんはな…。」 「なになに!完璧なものは…?」 「知りてえか?」 「知りたいです!」 「…。」 「…。」 「吹雪士郎っつーんだよ、ばーか。ごっそさん。もう俺行くぞ。」 「え…っ。えっ?ちょっ、ねえ今のって…!あれっ、もう居ない。ちょっと待ってよ染岡くーん!」 (それってそれってそれってもしかして…!もう!ばかばか!そんなんだからもっともっと好きになっちゃうんだよ!) |