一応、102話から派生したものなので 厳密にネタバレ防止したい方は閲覧注意。 ―― 「どうせ本当は綱海さんも女の子の方が好きですよね…。冬花さんに比べたら、俺なんて背も高いし可愛くもないし料理も出来ないしそもそも男だから比べること自体間違ってるし…」 「お、おい、立向居?」 「あんな可愛い笑顔、俺にも滅多に向けてくれないのに、冬花さんにはすぐ見せちゃうんですね。やっぱり俺ばっかり綱海さんのこと好きなんですね、わかってましたけど…本当は俺がかわいそうだから付き合ってくれてるんですか?まあ、そうだとしても絶対別れたりしないですけど、綱海さんは自分の魅力を分かってなさすぎですよ…」 「おい、どうしたんだよ立向居…。」 「多分あの笑顔で虎丸あたりが絶対綱海さんかわいい!ってなってるに違いないですよ、あいつ結構年上キラーですから、」 「ったく…、おい、立向居勇気!」 「は、はい!」 「なーにぶつぶつひねくれてんだよ!全っ然俺の話聞きやしねえし!」 「はあ…。やっぱり分かってないんですね…。嫌です。綱海さんが自分で気づいてくれるまでは絶対言いたくないです。」 「今度はだんまりかよ…。手間がかかる奴だな。頭撫でてやるから機嫌直せよ!」 「わ、ちょっ、綱海さん…!俺は今、本気で怒ってるんですよ!」 「なんだよ…、これでも駄目なのかあ?俺なんかしちまったか?」 「うう…。上目遣いで首傾げるの、卑怯です。」 「変な奴だなあ。別にこんなん誰でもやってるじゃねえか。」 「とにかく、綱海さんはもうちょっと自分の魅力を自覚してください!」 「なこと言われてもな…。したらお前だって同じじゃねえか。」 「え、俺ですか?」 「お前だって、いつもきらきらした眼で円堂のこと見てんじゃねえか。」 「それは…円堂さんは憧れの人ですから!」 「俺も似たようなもんよ。みんな大事な仲間だっつの。」 「でも…、冬花さんにかわいい笑顔見せたじゃないですか。」 「なんだ、そんなことで拗ねてたのかよ?ったく、お前もまだまだ俺のでっけー愛が分かってねえな!」 「綱海さんこそ俺の愛情を分かってません!」 「じゃあその愛情ってやつを見せてみろよ!」 「えっ…。そんなの、じっくり一晩かかっちゃいますよ?」 「…そ、そうか…。そりゃ確かにでっけーな…。」 ―― 102話妄想。 冬花+人参ゼリー×綱海を見る立向居の笑顔が欝っぽかったので。 |