運命とは | ナノ



「俺か風丸君の、どちらかが女だったらうまくいった気がするんだ。」

「女だったらそもそも出会ってないじゃないか。」

「ああ、それもそうか…。運命とはままならないものだね。」

「それもまた運命ってものじゃないか?」

「…逆らってみるかい?」

「運命に?」

「運命に。」

「いや…、止めとくよ。」

「じゃあまた明日も友達のままで?」

「また明日も友達のままで。」

「まあ…これもまた運命か。」