小人閑居にしてその2 | ナノ



「晴矢。やはりどうしようもなく暇なんだが。」

「言うんじゃねえよ…。」

「厄介だな…。暇すぎてサッカーする気も起きない。」

「その気持ち分かるぜ…。」

「…やっぱり普通に生きるから暇なんだろうか。」

「じゃあ普通を捨てればいいって事か…?」

「アレは抜きでな。例えば何だ…?」

「…同性に恋、とか。」

「…もうしてるんだが。」

「…。」
「…。」

「あー、うん。…今の無しな。」

「ああ。」

「…ほんっと、人間って暇だとろくな事言わねぇよなあ…。」

「まったくその通りだ。」