「アフロディ君、私と別れてください。」 「…うわ、びっくりした…。ああ…、もうこんな時間か。君も律儀だね。」 「こんな時間です。今までありがとうございました。君と過ごせて楽しかったですよ。」 「チャンスウはあと何日何週間何ヵ月何年それを繰り返したら安心するんだい。」 「安心とは慢心であり怠惰であり浅はかなものですよ、アフロディ君。人間はどこまでも不安定な生き物ですから。」 「それももう、そらで言えるくらい聞いたなあ。」 「そうですね。ですが君が度々たずねてくるので。」 「やっぱり君は律儀だなあ。…で、チャンスウ。僕は今日も君のことが好きなんだけど、お付き合いしてくれるかな?」 「…はい。」 24時間の恋人達 |