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なぐもはるや


幼い頃・南雲晴矢は自身の肉体の若々しさ、もしくは精神の未熟さ故に"死"という概念を理解することが出来なかった。だから彼は、幼年期特有の無邪気さをもってして、様々な生命をもてあそんだ。
彼にとって生命の死とは"つまらないものに成る"という状態でしかなかったのだ。