笑顔が明るい





新しい年度が始まって、一番最初の行事…球技大会が待ってるいる。

クラスの団結力を高めるのが目的の為か、各クラスごとにTシャツや弾幕、ミサンガを作ったりと、その気合いの入れ方は尋常ではない。


今はその球技大会でのエントリーする選手の話し合いに総合の時間を利用していた。

椅子に座って愛読書を広げた担任は緩い注意をする。





「お前らー、他のクラスは普通の授業の所もあるから静かになー。それと、部活と同じ競技には出れないが、コツなんかを教えたり上手くサポートにまわれよ。…んじゃ、オレからはそんな感じだから、後は学級委員の奈良と春野に任せる」

「はい!」

「…はい(めんどくせぇ…)」






呼ばれたサクラとシカマルは、黒板の前に移動する。

シカマルは球技大会の実施要項がまとめられたプリントと睨めっこする。






「ドッチボールは全員参加種目だから、作戦は後回し…サッカー、バスケ、バレーからだな」






サクラはチョークを持つと、黒板に「サッカー・バスケ・バレー」の三種を黒板に書いた。





「体育委員は球技大会の実行委員だから余裕のある奴を優先的に決める。けどま、とりあえず第一希望をとる」

「それでは、出たい種目に挙手してくださいね!」






一瞬にしてクラス内がザワザワとし始める。


誰かが出たい種目を叫ぶと、サクラは笑顔で振り向いた。

「強いチームになりそうね!」なんて言いながら黒板に名前を書き込む。名前を書かれた男子は、超絶的に可愛い笑顔で褒められたことに頬を染めたが、別の理由で更に顔を赤くさせた。


彼と同じ理由で顔をだらしなくさせる男が、サスケの近くに一人…





「何ニヤニヤしてんだ、ウスラトンカチ」

「はあ?ニッ、ニヤニヤなんか、し、してねーってばよ!」

「何吃ってやがる。ずっと締まりの無い顔でサクラを見てただろ」

「べ、別に、サクラちゃんのスカートを気にしてたワケじゃ…!!」






そう。サクラはスカートを折って、丈を短くしているのだが、それがなんとも際どい。

黒板に名前を横書きで上から下へと連ねる際、自然とお尻を突き出すかのようなポーズになる為、その白く柔らかい太腿の裏側がスカートから現れるのだ。

終いには下着が見えるのでは?と思った男子数名が唾を呑む。







「……ただの変態か」

「んだとサスケ!」






チラッと確認したお前が言うか!?

とサスケに掴み掛かろうとしたナルト。





「ナルトうるさい!!」






しかしそれは、まるで鬼の形相のようなサクラによって制されるのであった。






「何でオレだけ…」

「フン」



笑顔が明るい

でも、怒ると怖い…



End
ーーーーーーー

私は球技大会、ぶっちゃけ先輩方のエキシビションを観戦するのが一番楽しかった!←

スカート折ってると、黒板の下の方になにか書く時とか、礼した時とか、危ういですよね(^^;;


学級委員のサクラか…

立候補?推薦?

シカマルは確実に推薦だな!

2014.03.05

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