S(桜)+S(酒)=S(酒乱)(6/8)
※シカマル視点
サスケの家は何時から戦場になったんだ?と問いたい。
少し遅れてサスケの家に来た俺は、不気味なぐらい静かなリビングのドアを開けた。
開けて後悔。目に入ったモノは・・・(鼻)血を流している赤髪男、
頬に痣をつくっている片目金髪男、金髪男とは反対の頬に痣をつくっているサイ。
両者・・・いや、全員打っ倒れていた。かなりメンドクセぇ状況だ。
この家の主であるサスケは、何故か冷蔵庫近くで固まっている。
そして、有る意味メインなサクラは・・・・。
「・・・・・・」
「あーおっかえり〜、シカマルぅ〜///」
無防備な下着姿でソファーで寛いでいた。つーか、酒飲んでやがる。
何となく戦場の原因は分かったが、今はゆっくりしている暇はない。
散らばっているサクラの服を拾い集め、未だ酒を飲んでいるサクラに近づく。
こういう時の安全な方法は知っている・・・初めてじゃねぇから。
「サクラ」
「ん〜、シカマルもじゃまするのぉ?///」
「・・・アホか。未成年が酒なんか飲むなってーの」
「やっぱりじゃまするんだ・・・」
ユラッと翡翠の瞳が怒りに揺れる。
・・・・だが、未だ殴る気配はないな。
「安心しろ。邪魔はしねぇよ。
何かつまむもん要るだろ?持ってきた」
「!、いるいるvVさっすがシカマルぅvV気が利くーvV」
「・・・・・・・」
コロッと態度を変えるサクラに『単純』だと思いつつも、
警戒心が無くなった事に安心する。
そして嬉々と抱きついてくるコイツの腰に腕を回し、
誘っている首筋や鎖骨に吸い付いた。
「ぅぁ・・・んっ///このっ・・・いッッ///」
いきなりの事に殴ろうとするが、そんな隙は与えない。
.
[ 21/29 ][*prev] [next#]
[ mokuji]
[しおりを挟む]