S(桜)+S(酒)=S(酒乱)(4/8)
※デイダラ視点
今、目の前で起こっている事件・・・いやいや、
イタチ弟を押し倒しているサクラを見て、オイラは一瞬、夢を見ているのかと思った。
寧ろ、夢であってほしかった。マジで。
だってよ、隣で有りえねぇぐらい殺気放ってる兄貴は居るし、
その隣にはドス黒い笑みを浮かべているサイって奴は居るし・・・。
・・・オイラもスッゲェ苛々してるけどよ、うん。
それでもオイラ達が何にも言えないのは、何時も何時も可愛いサクラが妖艶に微笑んでいるから。
傍には小さな酒瓶が割れている。
音の原因はアレで、どうやらサクラは酔っているらしい。
「ふふふッ///サ・ス・ケ・くんvV///」
「な、何だよ・・・///」
「お酒ってこ〜〜んなに美味しいのねぇ///しらなかったぁ〜///
サスケくんも飲むんだねぇ〜///」
「アレは兄貴のだ!勝手に飲むんじゃねぇよ!///」
「だって、良い匂いがしたんだもーん///」
そう言いながら赤くなった顔をイタチ弟の顔に近づけ、
「おかわりちょーだい?///」と強請った。しかも首傾げつき。
それと同時にイタチ弟はピシッと固まった。
うん、コイツはヘタレだな・・・うん。
「サスケく〜ん、サ〜ス〜ケく〜ん?///〜〜もうっ!///」
幾ら呼んでも反応しない事に怒り、サクラはイタチ弟の上から降りる。
そこで漸くオイラ達の存在に気づき、サクラはニッコリと微笑むと、
ガバッと、そりゃあもうガバッ!とサソリの兄貴に抱きつい・・・たぁあああああああ?!?!?
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