S(桜)+S(酒)=S(酒乱)(3/8)



※サソリ視点







似た者同士の言い合いが早々済んだのか、サスケという男はまた台所に戻った。

今まで俺とデイダラは傍観していたが、
あの男に言いたい事は山ほどある。

しかし、相手はまだまだガキ。


しかもサクラは、アイツの想いに全く気づいていない。


クク・・・チャンスは幾らでもあるというワケだ。


・・・・・泊まりと聞いた時は流石に驚いたが、
あの男の下心とあの娘の天然さだと、天然娘が勝つ。



『性』がつく行為は先ずないだろう。



・・・・・・俺もどれだけあの天然に負けたか。


多分、俺の言葉を無視して鮭を人数分焼いているだろう小娘には、
一生敵わない様な気がする。全員な・・・。

まぁ、サクラを手に入れるのは俺だから良いが・・・と、
ひっそりと頬を緩めるが、ガシャン!とガラスの割れる激しい音に、
デイダラとサイという男・・・そして俺も、急いで台所に向かった。








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