オマケ(7/7)


オマケ











「えっ?電話帳の1番が知りたかったの?」


漸く本題の本題に入れたサスケ達に、サクラは「なぁんだ〜」と柔らかく微笑む。

ゴクッと息を呑むサスケ達と、『328』しか興味が無かったシカマルも少しは気になっていたのか、ジーッとサクラを見詰める。


「えーっと、1番は・・・あっ!サスケくんの御母さん!」

「・・・・は!?」

「因みに、0が私のお母さんで、2番がシカマルのお父さん、3番がチヨバア様、4番がキバのお母さん、5番がシノのお父さん、6番がイノのお父さん!」

「うん。もう言わなくていいぞ・・・うん」

「・・・・・」

「キミ達の保護者の方々も、結構侮れませんね」


微妙に皆の口端が引き攣っているのは気のせいではないだろう。

上位が(一部自分達の)保護者達なだけに、中々文句が言えないシカマル達であった。


「あっ、そうそう!今度ね、私のお母さんとサスケくんのお母さんが旅行に行くんだって!それでね、その日にお泊りセット持って行くからヨロシクね!サスケくん!」

「嗚呼、そう・・か・・・って、な、ななっ、何勝手に決めてんだ!///」



「?、だって、お母さん達が『仲良く旅行に行ってくるから、サクラ達も仲良く一緒にお留守番しててね』って」

「「「「「・・・・・・・・」」」」」


仲良くの意味が違うだろ!!!!!と怒鳴りたくなったサスケ達。

双方の(000、001番の)母親から、悪魔の触角が見えた瞬間で、サスケは深く項垂れたが、目の前でもう一度「よろしくね?」と微笑むサクラに、どうなっても知らんぞ・・・という意味を込めて、「ああ」とぶっきらぼうに返事をした。

しかし、この話を当然聞いているシカマル達が押し掛けるのは言うまでもない。



end

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