空っぽでした
※もしもグレイがナルシストだったら…というか、「15.約束してないから」と同じ設定で
※超短い
最近、レビィちゃんに習って使い始めた『カメラ機能』。
クラスのみんなや知り合いに被写体になってもらって、毎日練習した結果、フォルダにはこれでもかというくらい写真がぎっしりに……
「え、ウソ、何で…?」
なっていたはずだった。
それなのに、写真フォルダの中が…
空っぽでした
*******
あんなに練習したから、最近では自分の納得出来る写真もたくさん撮れていた。
それなのに、フォルダの中には、一枚もあたしが撮った写真が入っていなかった。
ただ呆然とギャラリーを見ていて、ふいに知らないフォルダがあることに気付いた。
「何かしら…」
こんなフォルダを作った記憶は、さらさらなかったが、もしかしたらここに、今まで撮った写真があるかも!という期待から開くいたものの…
「……え?」
…またもや呆然とするしかなかった。
***
「ちょっとグレイ!」
「何怒ってんだ、ルーシィ?」
「これどういうこと!?」
そう言ってズイと携帯を突きつけるルーシィに、グレイは何食わぬ顔。
「どういうって…ただルーシィの携帯に入っている他のヤロー共の写真を全消去して、かわりにオレの写真を入れただけだろ?」
ああ、そっか。
グレイの頭の中…
空っぽでした
(そういえば、被写体になってくれたのって、みんな何故か男の子だったかも…)
(でも、ロメオくんの写真すらないなんて…)
End
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年齢なんて関係ない。
男だから
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[mokuji]
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