「宮雨(みやめ)、まあそう、怖がんなかって」
「は、外せよ……これ」
 両手首をビニールテープで拘束、足も膝で曲げた形でももとふくらはぎをまとめてテープで縛った。宮雨は正座を開いたみたいな状態で、怯えた目でおれを見た。
「それは無理。宮雨に下手に動かれて傷けたくないし」
 おれは宮雨の肩を掴んで床に押し倒す。拘束された手でおれの胸を押し返そうとする姿に、グッとくるものがあった。
「今日はおれ、我慢するし。この間おればっかり気持ちよくなってただろ?だから、今度は宮雨のこと、気持ちよくするから」
 宮雨のズボンを留めるベルトに手をかけると、宮雨が手で邪魔をしてくる。けれどひとまとめにされてるから簡単に退けることが出来た。宮雨の腕を掴んで床に押さえつける。
 こういうシチュエーションて、ほんと燃える。
「尿道責め初心者と言えば綿棒ってイメージあるだろ?」
「ない、よ、やめろ」
 ズボンとパンツをずり下ろして、萎えた宮雨のちんこを取り出す。少し扱いてやっても勃起してくれなかった。
 まあいいか。おれは傍に置いてあったケースから白い、よくある綿棒を取り出す。
「柔らかいし平気だと思うのかな?でも実際、めちゃくちゃ痛いんだよな」
 綿棒の先で摩擦とかあるのかな。尿道に綿棒って激痛らしいんだよ。プレイでよく使われるのはツルツルした金属製の、硬さのある奴だし。
「だから痛いけど、我慢して」
「はあ、あ、うそだ、うそ、あ、あああああああ」
 先を舐めた綿棒を、宮雨の尿道に当てがう。腰が逃げないように足で固定して、それから、ゆっくりとねじ込んだ。
 耳をつん裂くような悲鳴が部屋中に響く。中で綿棒を捻ると、ますます声を上げた。
 目にいっぱいの涙を溜めて、それを舐めると堰を切ったように泣き出した。
 可愛くてやばいから綿棒を入り口付近で抜き差しすると、それに合わせて悲鳴を上げた。
「いだい……っひいっ、ぎ、あああ」
 宮雨の手がおれに縋り付いた。ぐしょぐしょに泣き縋る姿にゾクゾクする。
「痛いよな?真っ赤になってる」
 綿棒を抜いてやると、ホッと肩の力を抜いた。それでもジンジンと痛むらしい。すすり泣きながら呻いた。
 萎えきったちんこにフッと息をかけると、それも痛いらしい。穴は真っ赤に充血してて、痛そう。
「消毒しないとな?」
「え、え、」
 今度は綿棒を消毒液に浸す。ばい菌入ってちんこ切除なんてなったら可哀想だもんな。
「たっぷり消毒してやるから、動くなよ」
「あ、うっ、ぐ、うう、う、」
 ちんこを握りしめると宮雨が泣き出す。
 やめて、やめて、とうわごとみたいに言った。でも消毒は必要だろう?
「はあっ、はあっ、あっくううう、うううう」
 消毒液を浸した綿棒をゆっくりと差し込む。抵抗感はさっきより少し減ったが、ジンジンとした消毒液特有の痛みが、尿道というデリケートすぎるところを襲った。
「ひいっ、ひきっいい、あーー、っく、ううう」
「暴れんなって」
 言っても無理か。宮雨は腰をガタガタ揺すって、滲みる痛みに泣いた。
「じゃあもっかい綿棒な」
「ああああもうやだ、もうやだあっやだあやだあっ」
 消毒液のついた綿棒を抜いて、新品の綿棒を取り出す。今度は濡らしてないからさっきより抵抗感が増すに違いない。
 宮雨は子供みたいに泣き叫んでなんとか逃げようと腰を振った。あまりに暴れるから、おれは一回立ち上がり、宮雨の腹の上に後ろ向きで座る。
 泣いてる宮雨が見たいけど、暴れるんなら仕方ない。
「やだ……やだあ、やだやだやだやだ」
「っ痛えから叩くな」
 おれの身体でちんこがどうなってるかわからないからだろう、怖がった宮雨はおれの背中を拘束された手を握ってばんばん叩いてくる。
 こんなことなら背中側で拘束しておけばよかった。
「あ、あっ、いたい、いたいのやだ、いたいっいたいっ」
 パニックに陥った宮雨は、痛い痛いと泣き叫ぶ。
「あーもう、大丈夫だって。どんなに痛くても死なないし、最後にはきっと気持ちよくなるから」
 なんて、根拠はどこにもないけど。
 宮雨を落ち着かせるために、移動して宮雨の身体を起こし、後ろから抱きしめる。
「ちんこの穴擦られると痛くて熱くて壊れそうだろ?」
 宮雨の耳を軽く食みながら、おれが言うと宮雨はうんうん頷いた。すっかり幼稚化していて可愛い。
「でもそのうち痛くて熱くて、気持ちよくなるから」
「は、ならない、ならない」
「なるよ、ていうか」
 新しい綿棒を一つ取り出す。宮雨のちんこを左手で支え、右手に持った綿棒を尿道に当てがう。宮雨の手がおれの手を払い退けようと邪魔するけど、おれの手で包むようにしているから、綿棒は容赦なく、宮雨のちんこに入っていく。
「気持ちよくなるまで終わらないから」
「っっぐ、っぅうあああああ」
 さっにより深く綿棒を差し込む。差し込んだ分だけ抜くまでの摩擦が増えて、激痛も増すだろう。
「いだいっ痛いっいいっだいいたいいたいあああああ」
 叫んで喚いて、おれの手を引っかいても、痛いのが終わらないと嘆いた。
 それからまた消毒液に浸した綿棒を差し込んで、消毒液が滲みる痛みに悶える。
「ひいんっあっくあっあっ」
 プシッィーーー。
「ひいっひいっいっ」
「うわすげえ」
 どういう原理か知らないけれど、宮雨はおしっこでも精液でもない液体をちんこから噴出させる。いわゆる潮吹きってやつだ。
 潮を吹いた宮雨は身体を弛緩させて、くてんとおれに寄りかかり、小さく呻く。
 それから綿棒で尿道を擦り、消毒液を滲みさせ、また綿棒をねじ込む。何度も、何度も繰り返した。
 そのうち疲れたのか、叫ばないけれどえぐえぐと泣いて項垂れるようになる。
 そのうなじがなんとも美味しそうに見えたから齧り付く。少しこわばって、痛いと呟いた。
「あー、すげえ真っ赤。これなにもしなくても痛いだろ」
 床に寝そべり親指を吸う宮雨は完全に赤ちゃんみたいになっていた。宮雨の萎えた、穴が真っ赤に充血して少し開いたちんこを触るけれどなんの反応も示さない。
「これおしっこすんのも痛いだろうな。つか、おしっこするたびに消毒しないとかな」
 数回擦ってみても、勃起すらしなくなった。イかせるって言ったけど、潮吹きも一回しかしなかったし、可哀想。
「これじゃ射精もできないし?あ、でもドライならできるかな」
「んっん」
 宮雨をうつ伏せにさせて尻肉を割り開く。面倒だから穴にそのまま舌をねじ込むと宮雨が小さく呻いた。
「消毒液プレイ、もっと気持ちよくできると思ったんだけど、上手くいかなかった。ごめんな」
 ローションも足して指を抜き差しする。きゅんと締め付けてきて、なんだか健気。
 指を二本に増やして奥をかき混ぜる。前立腺の辺りを優しく押していくと、穴がさらに指を締め付けた。
「ここな?気持ちいい?」
「んっ……く……」
 びくびくと震えて、声にならない声を漏らす。
「気持ちいい?おれの指、好き?宮雨」
「んんんん……」
 前立腺を二本指で押してぐりぐり回すように動かすと、慣れない刺激に宮雨は眉をひそめた。
 宮雨のうなじ、肩、背中にキスしながら、指を抜き差しする。宮雨は前立腺よりそっちの方が気持ちいいみたいて、抜くときには指を締め付け、入れるときは抵抗なくするりと入っていく。
 無意識にやっているんだろう。宮雨は自分がなにをしているか気付いてない。
「宮雨、挿れていい?太いので中ごりごり擦られたら絶対もっと気持ちいいよ。なあ、宮雨」
 宮雨の穴を愛でてたら、おれのちんこはすっかり固くなっていた。
 熱くて先走りが溢れるちんこを宮雨の割れ目に擦り付けると、穴がきゅっと窄まる。
「宮雨?挿れていい?」
「だめ……やだ……」
「なんで?気持ちいいよ」
「んん、ん……我慢するんだろ……っ」
 意地悪で前立腺を押してやると、また眉間にしわを寄せてる。我慢するなんて言わなければよかった。
「我慢なんて無理だ。おれ、宮雨が好きなんだよ。おれのちんこで宮雨によがって欲しい」
 宮雨の穴にちんこをの先を当てる。穴が開いたり閉じたりして、まるで誘われてるみたいだった。
 宮雨、宮雨の中に入って、泣くまでぐちゃぐちゃに犯したい。
「酷い、よ……なんで好きなら、こんなこと……」
 宮雨は顔に手を当てて言った。泣くまでぐちゃぐちゃに犯したいって思ったけど、宮雨はもう泣いていた。
 泣いてる宮雨を見て思うのは、泣いてる宮雨をぐちゃぐちゃに犯したい。それだけだった。
 おれは確かに酷いやつだ。
「でも、宮雨、好きなんだ。宮雨見てると壊したくなるくらい好きなんだ」
 どうやって伝えたらいいのかわからないけど、とにかく好きで、とにかく壊したくて、きっとそれがおれの愛情表現なんじゃないかと思う。
「宮雨ごめん。壊したい。好きなんだ、愛してる」
「っいやだ……ーー」
 窄まりにローションを垂らして、無理やりに押し込める。これで二回目だけど、狭くてきつくて、宮雨の中に入ってると思うとそれだけでイきそうだった。
「ちゃんと宮雨がイけるまで、するから」
 言いながら萎えた宮雨のちんこを手で包む。まだ先は長そうで、おれはにやけるのを止められなかった。

終わり



あなたのことがすきだからーずっとせ○○できるのが嬉しい日方と精神的に萎えてる宮雨の終わらないせ○○

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