「おっすし、おっすし、えーんがわ、えーんがわ」
 後輩の傍原(ワキハラ)が不思議な呪文を唱えながらテンション高めに雑用のプリント綴じをしていた。
「あいつなんであんなテンション高いの?」
 俺が隣にいた添崎(ソエザキ)に聞くと、仕事しろオーラを発していたが、ため息混じりに答える。
「傍原の陸上部の先輩に寿司をおごって貰うらしい」
「ふーん」
「お前も仕事しろ、芦湯(アシユ)」
 ここは生徒会室。俺会長、添崎副会長、傍原庶務。
「傍原」
「おい、芦湯」
 俺が傍原を呼ぶと、添崎は何かを察したらしい。止めようと声を上げたが、俺は無視して傍原の肩を掴んだ。
「なんすか芦湯先輩」
 寿司の事で頭がいっぱいの傍原を、そのまま教室から連れ出す。
「ちょ、仕事は?!」
「後でやる」
 ガラガラピシャリ。

「あっぐ……お、ぅえ」
 喉を突いたらしい、傍原がえづいた。
「出すからしっかり飲めよ」
「うむっぐ、ぐううっげ」
 数回擦って傍原の口の中に射精する。口の端や鼻から白い精液を噴出させて、なんともみっともない顔だ。
 傍原は俺のネクタイで後手に拘束され、トイレの床に正座して、大きく開かされた口に俺のナニを深く咥え込んだ。
 泣いてえづいて、それでも上を向かされているから喉を粘液が無理やり下っていくのだろう。
「ごえっ……ぐっ……ぐっご……」
 変な咳が出てて、このまま死んでしまいそうなほど切羽詰った顔で白目を剥いた。
 流石にやばいかな?俺のナニを抜いてやると、盛大に噎せて床にびたびたと白と茶色の汚物を吐き出す。俺の精液だけじゃなくて、胃の内容物まで戻したらしい。
「はあっはあっはあっはあっ、はあ、っひ、っ」
 過呼吸にでもなりかけているのか、浅い呼吸を繰り返して泣き出した。その顔にぞくっときたのは、なんだろう。
「傍原ァ」
「う、うう、」
 名前を呼んだだけなのに、ふるふる震えてすっかり怯えているらしい。そういうとこ、すごく可愛い。
「傍原はえんがわ好きなんだ?」
 俺が聞くと傍原はうんうん頷いた。
「えんがわって白いじゃん?俺の精液も白いわけで。だから傍原、お前のこと、俺の精液で腹いっぱいにしてやるよ」
 なんて、全くわけのわからない道理を口にする自分自身に笑った。
 俺が笑うと傍原は引きつった顔で笑う。
「口、開けろよ」
 閉じた唇にナニを押し当てる。わなわなと震えたきり口を開かないから、俺は傍原の後ろ髪を鷲掴み上を向かせる。
「傍原?玉が潰れちゃうよ」
「ひっ?!がぁひゃああああっおごっごっ」
 右足のつま先で優しく玉を圧すると、傍原が吼えた。でっかく開いた口にナニを真上から飲ませるから、ぷるぷるののどちんこを突いてしまう。
 ああ、やべえ、泣き喚く傍原が、可愛くて仕方ない。
「おい、芦湯、いつまでやってんの」
 ひょっこり顔を出した添崎が言った。
「こいつがえんがわ食えなくなるまで」
「傍原、ほんと、災難だな」
 なんて添崎のつぶやき、白目を剥いた傍原には聞こえない。

終わり
 
 

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