この間街で見つけた「猫耳をつけたらさぞお似合いな目つき悪い人見知り系不良風男子」の拉致監禁に成功したので、猫耳をつけてあげた。
黒髪つり目に合わせたちょこんと尖った猫耳のフィット感たるや、むしろ最初から生えていましたがなにか?レベルだった。
ついでに発した言葉は全て猫のような鳴き声になるようにしてあげた。猿轡を噛ませているから、まさか自分が猫のように鳴くことしかできないなんて、彼はまだ知らないのだけれど。
それら全ては、魔法でそうさせた。そう。人には内緒にしてきたが、俺は魔法が使えるのだ。
まあそんな事はどうでもいい。せっかく拉致監禁して後手に拘束、足はもれなくM字開脚にさせて完全に支配状態だったが、うっかり名前を聞き忘れてしまったので、新しく名前を付けてあげる事にした。
「そうだなー、うーん、よし決めた。ネロ。外国語で、黒って意味だ。可愛いだろ」
ネロ、そう言いながら頭を撫でると、ネロは首を横に振った。一緒に猫耳がひくひく揺れて随分可愛らしい。
「そうだ、ネロにいいものをあげよう」
俺は壁際の棚に、透明のガラス瓶に詰まったままのそれを取る。サファイアのようなブルーがキラキラと輝く、液体のようなそれをネロのズボンの股間部分にドロリと垂らす。
まるで液体のようなそれは重たくもっちりとして、ネロの股間部分にたどり着くと丸く質量を止めていく。
輝くゼリーのようなそれは、魔法生物のスライムだった。
「ネロ、きっと悦んでくれるはずだ」
俺がそう言うと、ネロはやっぱりふるふると首を横に振った。
「んぁああああっ、なぁああ、っあ、っっっ」
まるで発情期の猫そのもののようにネロが鳴いた。手足の拘束を外すと四つ這いになり、尻を高く掲げてまるで見せつけるよう。ついでに付けてあげた尻尾はピンと立ち上がり、卑猥さを増していた。
そんなネロの股間と尻に纏わりつくスライム。このスライムはとても賢い生物だった。
まず拘束状態で仰向けのネロに纏わりついたスライムは股間を丸々包み込んだ。ネットリとした分泌液を出し、ネロのズボンを溶かしてしまう。
性器が露出するとスライムは喜々としてそれを包む。先端から玉にかけて、一部の隙間もなく。そしてゆっくりと、尿道にも侵入していった。
「ぅおあああ……っあっ……」
押し出されるようなネロの鳴き声にはゾクっときた。尿道も、膀胱まで満たされる感覚とはどのようなものなのだろうか。
スライムはゆっくりとネロの中を満たしていった。傷つけることなく。そして膀胱を満たすと、スライムは急に震えだすのだ。
「んああああああっっなぁああああっっっ」
性器から胎内まで、外から中から信じがたい振動でマッサージされている。ネロは訳も分からず腰を振って声を上げた。
振動が始まると即座にイったらしいが、スライムは止まらない。ネロの分泌液を吸収して少しずつ肥大していく様子は中々感慨深いものがあった。
精液も尿も全てスライムが吸収していて、気がつけば最初の二倍ほどにも大きさを増していた。その頃になると、ネロは全身を弛緩させて虚ろな目で小さく喘ぐだけだった。
賢いスライムは肥大した身体をネロの肛門に伸ばした。そしてまたゆっくりと穴に侵入していく。
「ああ……っ」
ネロは微かに肛門への侵入を感じたらしいが、イきすぎて最早全身は性感帯になっており、溢した声も快楽の喘ぎでしかない。
そんな可愛いネロの姿をもっとよく見たかったので、拘束を外しうつ伏せの四つ這いにさせる。くてん、と上半身はベッドに投げ出し、スライムに犯される後孔は恥ずかしげもなく晒されていた。
ネロの身体に触るたびに小さく喘ぐさまは愛おしさしか感じなかった。
尻をスライムに犯されるネロは、気付いているだろうか。
スライムが、ネロの身体をトレースして犯していることを。
スライムは賢かった。性器に纏わりつき、その形をトレースして、肛門を犯している。ネロの尻を犯すのは、ネロの性器だった。
そしてネロの性器に纏わりつく部分も、ネロの胎内を正確に模していた。
つまりネロは自分に犯されながら、自分を犯しているのだ。
「うっ、うっ、ああ、っっあっんっんん」
ああ、イっている。ネロは自分の中で果てた。自身の胎内を模して性器をつつむスライムの中で、ネロが果てた。
それと同時に、ネロの胎内に納まる性器を模したスライムの先端からは、先ほどまでに吸収してネロの精液を吹き出しているのだった。
自分のお腹の中にビタビタと精液を撒き散らしている。
ネロ、それはいったいどんな気分なのだろう。
ネロがカクカクと腰を振れば、胎内のスライムもそれに合わせて前後に振れた。ネロが胎内をギュウッと締めれば、自身を包むスライムもギュウッと締まる。
「ネロ、可愛いネロ。一人でセックスできて、君は幸せだね」
泣いて喜ぶネロにキスをする。
この可愛い猫をいつまでもいつまでも愛でてあげよう。
終わり
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